
里芋の下ごしらえ方法、ぬめりが出ない皮のむき方や保存方法も紹介
秋になると食べたくなる里芋。
しかし、いざ調理しようとすると、ぬめりが気になって皮がうまくむけなかったり、手がかゆくなってしまったりなど、下ごしらえをするのが面倒に感じている人も少なくないのでは?
里芋の下ごしらえには、皮を先にむいてから行う方法と、皮をむかずに行う方法の2種類がありますが、料理家の風間章子さんは「加熱する前に皮をむいたほうが、ぬめりが出にくいので断然おすすめ」といいます。
そこで、里芋のぬめりを出にくくする下ごしらえの方法と、余った里芋の保存方法について、風間さんに教えていただきました。
教えてくれたのはこの人!

風間章子(かざま あきこ)
料理家/調理師
イタリアンレストランで6年間修行した後、カフェを立ち上げ、雑誌やウェブなど、さまざまなメディアにて料理監修で活躍。これまで、4店舗のカフェの料理メニューの立ち上げを行う。料理の技術向上はもちろん、料理の楽しさを伝えることを目的とし、料理の撮影や料理教室を開催するキッチンスタジオ「人形町キッチン」を運営。わかりやすい説明と気さくな人柄で、好評を得ている。
Twitter:@ACCO_kzm
トライアルでの販売価格
里芋(1袋600g)…299円(税込)
※2023年9月 スーパーセンター藤沢羽鳥店調べ。
※販売価格は時期や産地によって変動します。
里芋の下準備

里芋の下ごしらえをする際は、里芋をしっかり洗って乾燥させてから行うと、ぬめりが出にくく、皮がむきやすいです。
里芋を買ってきたらすぐにまとめて洗い、乾燥させておくと、調理する際に洗って乾かす時間が省けるのでおすすめですよ。
里芋の皮のむき方
皮のむき方は、里芋の上下を切り落とし、上から下に向かってむいていくのが基本。


皮をむいた里芋は、ぬめりを取るため水でよく洗い、食べやすい大きさに切ってください。

里芋の下ごしらえ方法
続いて里芋の加熱方法をご紹介します。
加熱方法には、「蒸す」「茹でる」「電子レンジ加熱」の3パターンがありますので、それぞれ見ていきましょう。
蒸す
1. 蒸し器に里芋を入れる。水を張った鍋に入れて蓋をし、火にかける。

2. 水が沸騰した段階から10分程蒸す。爪楊枝や串を刺してスッと通るようになったら、ざるに上げる。


茹でる
1. 鍋に里芋を入れ、里芋がしっかり隠れるくらいの水を入れて火にかける。

2. 沸騰したら、水面がフツフツとする程度に火を弱めて10分茹でる。爪楊枝や串を刺してスッと通るようになったら、ざるに上げる。


電子レンジで加熱する
里芋を耐熱皿に入れ、水(小さじ1)を回しかける。ふんわりとラップをかけたら600Wの電子レンジで2分半加熱する。

電子レンジは加熱にムラが出やすいため、1回あたり150〜200gを目安に行いましょう。
里芋の保存方法
スーパーでは、泥付きのまま売っていることが多い里芋。
購入後、常温で保存している人も多いと思いますが、カビが生えたりすることもあるので、なるべく冷蔵保存しましょう。
加熱前の里芋を保存する
生の状態の里芋を保存する際は、乾燥しないように紙袋や新聞紙で包んで野菜室へ。
余裕があれば、泥をよく洗い流し、水分をしっかり乾燥させてから保存すると、すぐに下ごしらえができて便利ですよ。
加熱後の里芋を保存する
下ごしらえを済ませた里芋は、次に使うタイミングや調理する料理に合わせて、冷蔵または冷凍保存がおすすめです。
冷蔵保存の場合

保存容器やジッパー付き保存袋などに入れて冷蔵庫へ。
2〜3日の保存が可能ですが、日に日に風味が落ちていくので早めに使うようにしましょう。
冷凍保存の場合

里芋を冷凍するときは、加熱して食べやすい大きさに切った状態でも、つぶしてマッシュ状にしてもOK。


どちらの場合も、ジッパー付き保存袋になるべく平らになるように入れ、空気を抜きながら封をして冷凍庫へ入れます。保存の目安は2〜3週間です。
ただし、電子レンジで加熱した里芋はホクホクとした食感が損なわれるため、冷凍保存には向きません。
加熱後に冷凍保存することがわかっている場合は、蒸すか茹でるかの方法で火を通すようにしてください。
冷凍した里芋を調理に使う際は、600Wの電子レンジで2分〜2分半加熱してから使います。
旬の新鮮な里芋を手に入れるならトライアルで!
トライアルでは旬の里芋を、いつでもお手頃価格で販売しています。
泥付きで売られていることが多く、おいしい里芋を見た目で選ぶのは難しいので、手に持ったときにずっしりと重厚感のあるものを選ぶといいでしょう。
もし皮の表面が見えるようであれば、表面が乾燥していないもの、縞模様がくっきりしているものを選ぶようにしてください。
下ごしらえがたいへんと思われがちな里芋ですが、今回ご紹介した方法なら比較的楽に行えますので、旬の味覚をたっぷり味わいましょう!

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