白菜を長持ちさせるには冷蔵保存が基本!常温や冷凍の保存法も解説
鍋をはじめ、漬物やサラダ、お味噌汁など、冬の食卓には欠かせないイメージの白菜。
ですが、スーパーで丸ごと1玉購入したときはもとより、単身者や人数が少ないご家庭では、4分の1カットでも使いきることができずに困ることも少なくないのではないでしょうか。
そこで今回は、白菜を長持ちさせるさまざまな保存法をご紹介。
基本となる冷蔵保存から、常温や冷凍、さらにアレンジを加えて保存する方法まで、料理家の風間章子さんに教えていただきました。
教えてくれたのはこの人!
風間章子(かざま あきこ)
料理家/調理師
イタリアンレストランで6年間修行した後、カフェを立ち上げ、雑誌やウェブなど、さまざまなメディアにて料理監修で活躍。これまで、4店舗のカフェの料理メニューの立ち上げを行う。料理の技術向上はもちろん、料理の楽しさを伝えることを目的とし、料理の撮影や料理教室を開催するキッチンスタジオ「人形町キッチン」を運営。わかりやすい説明と気さくな人柄で、好評を得ている。
X(旧Twitter):@ACCO_kzm
目次
トライアルの白菜の販売価格
4分の1カット…99円(税込)
2分の1カット…178円(税込)
※2023年11月 メガセンター八千代店調べ。
※トライアルの商品はすべて税込表示です。
※販売価格は時期や産地によって変動します。
白菜の保存の基本は「冷蔵保存」
スーパーでは2分の1や4分の1サイズにカットして売られていることも多い白菜。
このような状態の白菜は、冷蔵庫の野菜室で保存するのが基本です。
冷蔵保存の方法
1. カットされた白菜は、切り口からどんどん水分が蒸発していくので、それを防ぐために濡れたキッチンペーパーで切り口を覆う。
キッチンペーパーで覆う代わりに、全体をラップで包んでもOK。
2. 食品保存用ポリ袋に入れ、野菜室へ。保存期間の目安は2~3日。
丸ごとなら常温保存OK。でも、保存場所には注意が必要
白菜を常温保存できるのは、カットしていない丸ごとの状態のみとなります。
常温保存の方法
1. 新聞紙などを用意し、霧吹きなどで軽く湿らせる。
2.「1」の新聞紙で白菜を包み、冷暗所に置く(立てた状態で置くとベター)。保存期間の目安は2~3週間程度。
ただし、夏の暑い時期や、冬でも暖房の効いた温かい部屋に置くと傷んでしまう可能性があるので、保管場所の温度管理には気をつけましょう。
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すぐに調理できないときは「冷凍保存」で
すぐに使う予定がない、鮮度のいいうちに食べきるのが難しいといった場合は、白菜を冷凍して保存する手もあります。
白菜は、生のままで冷凍保存すると水分が抜けて筋っぽくなるのに加え、冷凍庫内のにおいが移りやすいため、あまりおすすめできません。
ここでは、生のまま冷凍するよりも食感が損なわれるのを防げる、茹でてから冷凍保存する方法を紹介します。
冷凍保存の方法
1. 白菜を1枚ずつはがして洗い、包丁で葉と芯に分けたら、葉は食べやすい大きさに切り、芯はそぎ切りにする。
2. 鍋に湯を沸かし、先に芯の部分を入れて1分茹でたら、葉の部分を加えてしんなりするまで(30秒くらい)茹で、ザルに上げる。
3.「2」を冷たい水に入れたら、しっかり水気を絞る。
4.「3」をジッパー付き保存袋に入れて平らにし、空気を抜きながら封をして冷凍庫へ。保存期間の目安は1ヵ月。
一度冷凍した白菜は食感が落ちてしまうため、スープや鍋、煮物など、くたくたになるまで加熱するような料理に使うのがおすすめ。
味がよく染み込み、おいしく食べられますよ!
甘酢漬けやキムチ漬けにする方法もアリ
冷蔵や冷凍で保存する以外に、調味液に漬け込んで保存するという方法もあります。
調味液は甘酢など、ご家庭の味はもちろんのこと、手軽に「キムチの素」や「浅漬けの素」といった市販のものを活用してもOK。
使用する調味液によって保存期間の目安は変わってきますが、甘酢漬けなら保存容器に入れて冷蔵庫で保存すると、短いものだと2~3日、長ければ1週間程日持ちします。
すぐに出せる1品として、冷蔵庫に常備しておくのもいいと思いますよ!
旬の白菜をお手頃価格で買って、長くおいしく楽しもう!
旬の食材がリーズナブルな価格でそろうトライアルなら、冬を代表する野菜である白菜もお手頃価格で購入できます。
店頭ではお客様のニーズに合うよう、さまざまなサイズにカットしたものをご用意していますので、ご自身のライフスタイルに合ったサイズを購入しましょう。
今回ご紹介した保存法を実践して、葉が肉厚で甘みも増した旬の白菜を、最後まで無駄なくおいしく楽しんでくださいね!
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