
食費を節約するコツは?やりくり上手になれるおすすめの方法
生活費の中でも、気軽に見直しがしやすく、成果を感じやすいのが「食費」です。とはいえ、むやみに減らせばいいものでもありません。日々の食事は家族の健康を維持する上で重要ですし、家族には毎日満足のいく食事を作ってあげたいと思う人は多いはずです。
そのため、“無理をする”のではなく、“無駄をなくす”節約を目指しましょう。ここでは、食費の節約に役立つコツについてご紹介します。
食費の支出が適正か確認するには?
まずは、今の食費が適正な範囲に収まっているかどうか、チェックしてみましょう。
ここでは、食費の適性範囲の指標となる一般世帯のひと月分の食費の平均額と、食費を考える際の目安になる「エンゲル係数」について解説します。
月の食費の平均支出は2人以上の世帯で7万5,258円
総務省統計局が2019年に、日本全国の一般世帯を対象に行った家計調査によると、ひと月にかかる食費(食材費・外食費)の平均額は下記のとおりです。
ひと月にかかる食費の平均額
食費(食材費+外食費) | 食費(食材費のみ) | |
---|---|---|
2人以上の世帯 | 7万5,258円 | 6万2,532円 |
単身世帯 | 4万331円 | 2万9,141円 |
総世帯 | 6万3,482円 | 5万1,275円 |
※総務省統計局「家計調査年報(家計収支編)」(2019年)
なお、2人以上の世帯の数値は、夫婦2人だけの世帯や両親と子供の4人世帯、場合によっては10人以上の世帯まで、家族の人数が2人以上のすべての世帯をまとめた平均値です。そのため、上記の数字より食費がかかっていたとしても、「多すぎるのかな?」と不安に思う必要はありません。
ただし、例えば夫婦と子供1人の世帯で食材費が10万円以上かかっているなど、平均額からあまりにかけ離れている場合は、毎日の献立を見直す必要がありそうです。
食費の目安になるエンゲル係数の求め方
食費の平均額は、ある程度の目安になりますが、家庭によって家族構成が異なるため、絶対視することはできません。そこで、ご自分の家庭が、食費がかかりすぎているかどうか知るために役立つ、エンゲル係数をご紹介します。
エンゲル係数は、家計の消費支出のうち、食費が占める割合を示す数値です。消費支出とは、生活を営むために必要な支出のことで、食費や家賃、教育費、医療費などの、いわゆる「生活費」に該当する支出です。社会保険料や税金、貯金などは含まれません。
日本全国の一般世帯におけるエンゲル係数の平均は、下記のとおりです。
一般世帯におけるエンゲル係数の平均
エンゲル係数 | |
---|---|
2人以上の世帯 | 25.7% |
単身世帯 | 24.6% |
総世帯 | 25.4% |
※総務省統計局「家計調査年報(家計収支編)」(2019年)
世帯の人数によって多少の違いはあるものの、エンゲル係数の平均は25%程度です。例えば、ひと月の生活費が20万円の家庭であれば、およそ5万円が平均的な食費の目安ということになります。

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食費の節約のために確認しておきたいこと
食費を節約するためには、家庭の食費を知る必要があります。「安い食材を選んだり食事の量を減らしたりしているのに期待した効果が上がらない」という場合は、現在どのくらいの食材がストックされているのか、現状を知ることから始めてみてください。
冷蔵庫・食品庫の定期的な確認
食費がかさんでも、その分おいしくて栄養になる物を食べられるなら「無駄」ではありません。しかし、「食材のストックがあったのに、それを忘れて買い足してしまい、ストックしていた物を無駄にしてしまった」というのはNGです。冷蔵庫や食品庫を定期的に確認して、食材の在庫を把握しておきましょう。
どこに何をストックするのかを決めておけば、「棚や冷蔵庫の奥に隠れていて気づかなかった」なんて事態も防ぎやすくなりますよ。

家計簿等で食費をチェックする
食費を節約するためには、食費の支出額を定期的に確認できる仕組みを作ることが大切です。月末に食費をまとめてチェックするだけでなく、月の途中でも「今月はあといくら使えるのか」を意識して、その範囲内で買い物をする習慣をつけましょう。
食費の支出を管理・チェックする方法のうち、代表的なものは次の5つ。
食費の支出を管理・チェックする方法
- 手書きの家計簿
- 家計簿アプリ
- Excelなどのパソコンソフト
- 袋分け
- 電子マネー
家計簿やパソコンソフトは、食費の支出を記録していくことで、使った金額と残額を確認できるようになります。また、「食材」「菓子」「飲料」などにカテゴリ分けして記録すれば、それぞれの細かい支出を把握することも可能です。
一方、袋分けと電子マネーは、「あといくら使えるか」を知ることに特化した方法です。あらかじめ、ひと月分の食費を、1週間分や10日分ごとに袋分けしたり、電子マネーにチャージしたりしておくことで、それ以上使ってしまうことを防げます。残額がいくらなのかがひと目でわかりますから、お金が手元にあると使ってしまうタイプの方におすすめです。
食費節約につながる買い物のコツ
食費を節約するためには、買い物の仕方を見直すことも大切です。買い物をするときとした後、それぞれのタイミングで意識しておきたい7つのコツをご紹介します。
1 タイミングを意識して食材を調達する
食費は買い物の仕方によっても変わります。食材を買い足すタイミングを意識して食材のまとめ買いをすると、食費の節約につながりやすくなります。そのためには、食材の使用頻度や賞味期限・消費期限を把握しておくといいでしょう。
例えば、お米や調味料は食事づくりになくてはならないものですが、毎日買う必要はありません。反対に、肉や野菜などの生鮮食品はそれほど長持ちしないため、こまめに買い足す必要があります。
続いては、どのタイミングでどんな食材を買い足せばいいのかをご紹介します。食材を買う際の参考にしてみてください。
月に1回程度買い足す食材
日々の食事づくりに欠かせないお米や調味料は、頻繁に買い足すのは手間になるため、月1回程度、買い足すのがおすすめです。缶詰や乾麺、小麦粉などの粉類もこれに該当します。
ただ、うっかり買いすぎて1ヵ月で使いきれずにいると、「気づかないうちに賞味期限が切れていた」ということになりかねません。定期的に在庫チェックと賞味期限チェックを行いましょう。
週に1回程度買い足す食材
ジャガイモや人参などの使用頻度の高い野菜や卵、チルド食品、牛乳などは、1週間に1回程度で買い足すのがおすすめです。ある程度まとめ買いをしておくと、計画的に献立が作れるでしょう。
1日~数日に1回程度買い足す食材
消費期限が短い野菜や肉、魚などは、1日~数日ごとに買い足して、新鮮な物を使うのがおすすめです。このうち、冷凍保存できる食材については、1~2週間分程度をまとめ買いして、小分け冷凍するのもいいでしょう。下ごしらえをして冷凍しておけば、調理時間の節約にもつながります。
ただし、半分に切られた野菜と丸ごとの野菜とでは丸ごとの物を買ったほうが割安ですし、お肉なども大容量パックのほうがお得な場合が多くなっています。家族の人数が少ないと少量を買いがちですが、肉など冷凍保存できる物は、大パックを買って保存しておくほうが節約できることもあるでしょう。
トライアルでは、肉の大パックをはじめ、お得にまとめ買いできる食材がそろっていますので、食費の節約をしたい方は、ぜひご活用ください。

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2 コスパの良い食材を買う

給料日前など、1ヵ月の中でも特に節約をしたいときは、できるだけコスパの良い食材を選ぶのがおすすめ。安価でもボリュームたっぷり食べられる物や、栄養価の高い食材などを日々の食事に活用しましょう。
「EDLP(エブリデイロープライス)」のトライアルでは、年間を通していつでも低価格で食材を提供しています。時間や曜日、季節を問わずいつでも安いので、いつもの味をいつもの値段で、安心してお買い求めいただけます。

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3 無駄遣いしないためのルールを作る
買い物に行く前は「本当に必要な物だけ買おう」と思っていたのに、結局出費がかさんでしまった経験はないでしょうか。食費を節約するためには、どんなときに予定外の買い物をしているのかを考えて、同じ状況にならない工夫をすることが大切です。
例えば、次のようなパターンが考えられます。
・ついつい特売品や新商品を買ってしまう
→あらかじめ買い物メモを作って、それ以外は買わないようにする
・家族に欲しい物をねだられて予定にない買い物が増える
→できるだけ1人で買い物に行く
・そのときの気分で食べたい物をつい多く買ってしまう
→おなかがすいているときに買い物に行かないようにする
やってしまいがちな無駄遣いパターンに合わせて、ルールを作ってみましょう。
4 スーパーのはしごをしない
安い食材を買うためのスーパーのはしごは、実質的な節約につながっていない可能性があります。
複数のスーパーを回るということは、それだけ時間と労力がかかるということ。すべての食材を底値で買うためにスーパーのはしごをした結果、疲れきって調理する余裕ができなかったり、余計な物を買ってしまったりしては節約になりません。
ポイントを貯めているなら、複数のスーパーで分散されてしまいますから、効率的に活用できない可能性も高まるでしょう。
トライアルなら、生鮮食品から日用品まで幅広く取り揃えているため、必要な物をワンストップでお買い求めいただけます。その上、いつでも低価格なので、安い物を求めてはしごする必要はありません。
5 大パックなど、まとめ買いした物は冷凍保存

まとめ買いをした食材は、新鮮なうちに冷凍保存するのがおすすめです。消費期限が近くなってから冷凍するよりも、買った後すぐに処理したほうが、おいしく保存できるでしょう。
スーパーから帰ってきたら、買った物を冷蔵庫にしまうだけでなく、小分け冷凍や下味づけといったところまで済ませる習慣をつけると、節約や時短につながります。

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6 日持ちする常備菜の活用
傷みやすい野菜や肉は、買ってきたら早めに調理して常備菜にしておくといいでしょう。ちょっとした常備菜を複数用意しておくことで、忙しい日の食事づくりも楽になります。
常備菜の中には、ひじきやきんぴらなど、小分け冷凍しやすいメニューも多くあるので、少しずつシリコンカップなどに入れて冷凍しておけば、お弁当のおかずにも便利ですよ。

7 わかりやすい冷蔵庫収納を心掛ける
冷蔵庫の中が整理できていないと、食材のだぶり買いや消費期限切れのリスクが高まります。冷蔵庫の中をすっきり整理整頓して、何があるのかを常に把握できるようにしておきましょう。
どの棚に何を置いておくのかを決めた上で、中の見えるトレイなどを活用して見やすくしておくのがおすすめ。どこに何があるか一目でわかれば、冷蔵庫を開ける時間も短くなりますから、食費節約だけでなく、電気代の節約にもつながります。

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食費管理に役立ってポイントもお得に貯まる!トライアルのプリペイドカード
トライアルでは、ポイントカードと電子マネー一体型のプリペイドカードを利用したお支払いができます。買い物の利用履歴やチャージ残額をインターネットで確認できるため、家計管理にもおすすめです。
家計管理に役立つこと以外にも、トライアルのプリペイドカードには下記のようなメリットがあります。
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※行政指定ごみ袋、たばこ、金券はポイント付与対象外です
このように、トライアルでの買い物ならプリペイドカードの利用がとってもお得。また、チャージした電子マネーの有効期限はなく(※ポイントの有効期限は2年間)、会員情報を登録しておけば、万一のカード紛失時などに再発行ができるサポートもあって安心です。
トライアルプリペイドカードの詳しい利用方法は下記ページでご覧ください。
トライアルプリペイドカード
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トライアルプリペイドカードとは?
トライアルプリペイドカードは、トライアル全店で使用できるキャッシュレス決済ツール。ポイントカードと電子マネーの一体型となっています。
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プリペイド機能付きトライアルカードは使わなきゃ損!その理由は?
食材を大切に使う気持ちが節約につながる…買い物はいつもお得なトライアルで!
食費を節約するコツには、買い物をするときだけでなく、買い物の前後にも意識を向けることが必要。家にある食材のストックをわかりやすくすることや、買い物時の無駄遣いを減らすための心掛け、買ってきた食材を使い切る意識など、食材を大切に使う気持ちが、最終的に食費の節約につながります。
そして、食費の節約を目指すなら、いつでも手頃な価格でお買い物できるトライアルがおすすめです。肉はまとめ買いに便利な大容量パックも販売していますので、週末の作り置きにも役立ちます。トライアルに、ぜひお越しください。

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