「雪国まいたけ」を味わおう!がっつりメニューもレンチンで
行事が多く、何かと忙しい秋。年末に向けて、仕事が忙しくなってくる人も多いでしょう。
「家族に栄養のある物を食べさせたいけれど、食事の支度に時間がかけられない」というときの頼もしい味方が、電子レンジで調理する「レンチンレシピ」です。今回は、料理家の河瀬璃菜さんに、旬の雪国まいたけを取り入れた2種類のレンチンレシピを教わりました。
まいたけ牛丼
栄養価が高く、さまざまなメニューで使い勝手のいい雪国まいたけは、丼物でも活躍!牛肉の出汁が染みて風味も増した、おいしくてラクチンな一品です。
トライアルの販売価格
雪国まいたけ(1パック)…79円
※2021年9月 スーパーセンター長沼店調べ
※トライアルの商品はすべて税込表示です
※販売価格は時期や産地によって変動します
材料(1人分)
ご飯…1膳
牛ロース薄切り肉…200g
雪国まいたけ…1パック
玉ネギ…2分の1個
紅生姜…お好みで
オイスターソース…小さじ2
[A]
めんつゆ(3倍希釈)…大さじ2
酒…大さじ1
砂糖…大さじ2
にんにく(すりおろし)…1かけ
作り方
1. 牛ロース薄切り肉は食べやすい大きさに切る。舞茸は細かく割く。玉ネギは薄切りにする。
2. 密閉袋に牛肉、舞茸、玉ネギ、[A]を入れ、よく揉み込んだら冷蔵庫で1時間置く。
3. 「2」を耐熱ボウルに入れ、ふんわりとラップをかけて、600wの電子レンジで5分加熱する。
4. いったん取り出し、肉が固まらないように全体を混ぜ合わせる。ラップを外した状態でさらに3分加熱する。
5. 「4」にオイスターソースを混ぜ合わせ、丼に盛ったご飯にかける。紅生姜をのせたら完成。
ポイント1 舞茸のパワーで肉がやわらかくなる
手頃な価格の肉もおいしく食べられるのが、このレシピの最大のポイントです。舞茸にはたんぱく質分解酵素の一種である「プロテアーゼ」が含まれているため、いっしょに漬け込むことで、肉がやわらかくなります。
ポイント2 「2段階の加熱」で水分を飛ばしてふっくら仕上げる
工程「4」でラップを外して3分加熱する理由は、煮詰めて水分を飛ばすため。ラップをしたままだと、水っぽいベチャッとした仕上がりになってしまいます。「2段階の加熱」のひと手間を加えることで、食材にしっかり味が染み込みますよ。
ポイント3 オイスターソースでコクと旨みをアップ!
隠し味としてオイスターソースを入れることで、コクと旨みがアップします。オイスターソースの風味と香りが飛ばないよう、電子レンジで煮詰めた後に入れましょう。
こんなアレンジも!お好みでキムチやチーズをトッピング
余裕のある日に舞茸牛丼の具を多めに作って冷凍しておけば、忙しい日もすぐに食事の準備ができます。
今回は紅生姜をのせましたが、おろしポン酢やキムチ、チーズなどをトッピングしても◎。お好みのアレンジで、味の変化を楽しんでください。
まいたけと鮭のバタポン蒸し
続いては、旬を迎える鮭、シメジやエノキといったほかのキノコも使った蒸し料理!
材料(2人分)
生鮭(切り身)…2切れ
雪国まいたけ…1パック
シメジ…2分の1パック
エノキ…1袋
青ネギ…適量
有塩バター…10g
ポン酢…大さじ2
塩コショウ…少々
作り方
1. 鮭は塩コショウをふる。シメジとエノキは石づきを落としてほぐす。舞茸は大きめにほぐす。
2. 耐熱皿にキノコ類を敷いて鮭をのせたら、ふんわりとラップをかけて600wの電子レンジで7分加熱する。
3. 「2」にポン酢を回しかけ、バターを落として青ネギを散らせば完成。
ポイント1 キノコの水分で蒸すヘルシーな料理
加熱する前に、水や酒を回しかける必要はありません。キノコに水分が含まれているため、ふんわりとラップをかけて電子レンジで加熱するだけで、しっとりと蒸し上がります。
「ふんわりとラップをかける」コツは、こちらの記事でチェックしましょう。
「トマト」の煮込み料理をレンチンで!火を使わない時短レシピ
ポイント2 キノコの量は「盛りすぎ」くらいがちょうどいい
キノコを加熱すると、水分が蒸発して一気にかさが減ります。工程「2」の写真を参考に、「盛りすぎ」と思うくらいの量をお皿に敷くようにしましょう。
ポイント3 耐熱皿を使うことで洗い物も楽に
厚手のグラタン皿やガラス製の耐熱皿を使って調理すれば、そのまま食卓に出せるため、洗い物が少なくなり時短につながります。
ポイント4 鮭の切り身を選ぶときは「形」に注目!
今回のレシピには、秋に旬を迎える鮭も取り入れました。生鮮売り場で鮭の切り身を選ぶときは、その「形」に注目してみてください。
先がキュッと細い、弓のような形をしている物は「頭側」の切り身。脂がのっていて、ジューシーな味わいを楽しめます。かまぼこのような半月型の物は「尾側」の切り身。頭側に比べて脂の量が少なく、さっぱりとした味わいが特徴です。
旬の雪国まいたけはトライアルで!レンチンを活用して季節の恵みを味わおう
行事や仕事に追われる毎日の中で、食事は「季節の移ろい」を感じられる貴重な時間。トライアルでは、雪国まいたけ以外にも、おいしい秋の味覚を豊富に取りそろえています。
旬の食材を、一番おいしいタイミングで。レンチン調理を上手に取り入れて、“ラクに楽しく”季節の恵みを味わってくださいね。
「トマト」の煮込み料理をレンチンで!火を使わない時短レシピ
監修者プロフィール
河瀬 璃菜
料理家/フードプロデューサー
レシピ開発、商品開発、食の企画やコンサルティング、レシピ動画制作など、食にまつわる活動は多岐にわたる。最新著書は「神レンチン あなたにやさしい電子レンジレシピ」(文藝春秋)。
河瀬璃菜(りな助) 公式ブログ
Instagram:@linasuke0508