洗濯洗剤は粉末?液体?ジェルボール…?用途別に使い分けるのが◎!
毎日の洗濯に欠かせない洗濯洗剤、何を基準に選んでいますか?かつては粉末しかなかった洗濯洗剤も、今では液体やジェルボールなど、さまざまなタイプが登場しています。それゆえに、「どれを選んだらいいかわからない」と、知っているブランドの物をとりあえず使っている方も多いのではないでしょうか。
実は、洗剤にはそれぞれ得意分野があり、その洗剤の特性に合った使い方をすることで、洗濯パフォーマンスが高まります。今回は、洗濯洗剤の使い分けについて、P&Gジャパンのファブリックケア製品営業担当・佐藤さんにお聞きしました。
おもな洗濯洗剤の種類と使い分け
――まずは、主な洗濯洗剤の種類と、その得意分野、特徴について教えてください。
洗剤の種類を「粉末洗剤」「液体洗剤」「ジェルボール」の3つに分けて、それぞれ説明していきましょう。
粉末洗剤
昔からある粉末洗剤は、なんといってもその洗浄力が強み。お子さんの服についた泥汚れなど、頑固な汚れを落としたいときに大活躍します。洗剤の中では比較的リーズナブルなのも、洗濯の回数が多いご家庭にはうれしいですよね。
ただし、洗濯槽に衣類を多く入れすぎたり、水の量が足りなかったりすると、粉末洗剤が白く固まって残ってしまうことがあります。そのため、近年主流の「すすぎ1回でOK」など、時短の洗濯には向いていません。
液体洗剤
液体洗剤は水に溶けやすく、洗濯時間の短縮が可能です。粉末洗剤に比べて洗浄力は落ちるものの、日常的な食べこぼしの汚れやシミには高い効果を発揮し、頑固な汚れに直接塗れる点もメリット。小さなお子さんがいるご家庭や、汚れの程度や洗濯物の量によって洗剤の量を小まめに調整したい人におすすめですね。
また、中学生や高校生の制服も、ポリエステルやウールの配合量が50%以下なら、液体洗剤で洗うことができます。
ジェルボール
計量なしでポンと入れるだけの手軽さがジェルボールの魅力。しかも、全体の約90%が洗浄成分なので、液体洗剤に比べて洗浄力も高いんです。
ジェルボールひとつにさまざまな有効成分を同時に配合できるので、製品によっては消臭や香りづけ、柔軟剤効果まで得られるのもポイントですね。
家事に時間をかけられない共働き家庭や、週末のまとめ洗いがほとんどで、1回あたりの洗濯量が多いご家庭で便利にお使いいただけると思います。
洗濯洗剤の成分表はここをチェック!
――洗濯洗剤を選ぶときに、気をつけたほうがいい点があれば教えてください。
洗剤のパッケージ裏面にある成分表の、「液性」と「蛍光増白剤の有無」は必ずチェックしましょう。
液性
液性とは、溶液の水素イオン濃度指数(pH:ペーハー)のこと。洗濯洗剤は、大きく「弱アルカリ性」「中性」「弱酸性」に分けられ、アルカリ性に近いほど洗浄力が強くなります。
弱アルカリ性
弱アルカリ性の洗剤は、皮脂汚れや食べこぼし、汗じみなど、衣類についた酸性の汚れを落とすのに向いています。洗浄力が高い反面、衣類にダメージを与える可能性が高いため、デリケートな衣類を洗うのには不向き。粉末洗剤や、一部の液体洗剤が該当します。
中性
中性の洗剤は、弱アルカリ性に比べて洗浄力は弱めですが、素材にダメージを与えにくい点が特徴。おしゃれ着用洗剤を含むほとんどの液体洗剤、ジェルボールは中性となっています。
弱酸性
洗浄力と衣類への優しさを両立するのが、弱酸性の洗剤です。P&Gの液体洗剤では「アリエール 除菌プラス」がこれにあたり、液体では困難とされてきた洗浄力と除菌効果の同時最大化に成功しています。
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蛍光増白剤
蛍光増白剤には、衣類を白くする効果があります。淡い色の衣類を洗ったり、液体洗剤を直塗りしたりするときは、色落ちを避けるため、蛍光増白剤が含まれていない洗剤を選びましょう。
デリケートな衣類の洗濯には、液体洗剤「さらさ」のように、蛍光増白剤を配合していないおしゃれ着用洗剤がおすすめです。
アリエール バイオサイエンス ジェルボール 4Dの特徴
――「洗浄力は欲しいけど、洗濯は時短で済ませたい」というニーズに応えてくれるジェルボールに、新製品が出たそうですね。
9月末に新発売した「アリエール バイオサイエンス ジェルボール 4D」は、世界初の4層構造を採用したジェルボールです。洗浄成分の働きを活性化させる炭酸機能を搭載し、より高い洗浄力を実現しました。
――開発の背景を教えてください。
共働きの増加から、分け洗いや予洗いをせずに、まとめ洗いをするご家庭が増えています。
着用してから時間が経った衣類を一度に洗う場合、気になるのが、衣類の内部まで染み込んだ汚れやシミではないでしょうか。「アリエール バイオサイエンス ジェルボール 4D」は、洗濯槽にポンと入れるだけの利便性はそのままに、衣類に沈着したシミも徹底洗浄できる洗剤を目指して開発されました。
――なるほど。時間があるときは液体洗剤でこまめに、時短したいときはジェルボールをポンと入れて…という風に、洗濯のシーンや汚れの度合いによって洗剤を使い分ければ、より洗濯のパフォーマンスを上げることができそうですね!
まさにそのとおりです。洗濯にかけられる時間や求める効果によって洗剤を使い分けられるよう、ご家庭の状況に応じて、洗剤を数種類用意しておくことをおすすめします。
「アリエール バイオサイエンス ジェルボール 4D」は、洗剤の約7倍の消臭成分を含む「アリエール 消臭&抗菌ビーズ」と合わせて使うと、汚れを確実に落としながら、気になるにおいもとることができますよ。
洗濯パフォーマンスをアップする洗剤選びはトライアルで
洗剤と一口にいっても、その特徴は多岐にわたり、それぞれに強みがあります。「まとめて洗いたい」「できるだけ時短で済ませたい」といったニーズを満たしつつ、汚れもしっかり落としたいなら、「アリエール バイオサイエンス ジェルボール 4D」を試してみてはいかがでしょうか。
お近くのトライアルで、ぜひ商品を手に取ってみてくださいね。
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