イチゴのデザートレシピ――子供と作れるクリスマスにも◎なスイーツ
12月に入り、トライアルの店頭にも、真っ赤なイチゴが並ぶようになりました。12~2月に旬を迎えるイチゴは、そのまま食べてももちろんおいしいですが、熱を加えたり、ほかの食材と合わせたりしても存在感を発揮します。
そこで、フードコーディネーターの清水加奈子さんに、自宅で簡単に作れるイチゴのデザートのレシピを2つ教えていただきました!
新鮮でおいしいイチゴを見分けるポイントは?
レシピをご紹介する前に、まずはおいしいイチゴの選び方を見ていきましょう。清水さんによると、イチゴを見分けるには次の5つが目安になるそうです。
おいしいイチゴの条件
・ヘタの部分までしっかりと赤い
・種が赤みがかっている
・表面にツヤがある
・ヘタがみずみずしく、上に反っている
・香りがいい
「実だけでなく、種までしっかり赤い物が、熟している目安になります。また、ヘタが下を向いていたり乾燥したりしている物は、収穫から日が経っていると考えられます。なるべく青々とした緑で、上に反っている物を選ぶといいですよ」
収穫したイチゴは、追熟することはありません。そのため、買うときに新鮮な物を選び、なるべく買ったその日か翌日には食べるようにしましょう。
「冷蔵庫で保存するときは、ヘタがついたままポリ袋に入れたり、新聞紙で包んだりして乾燥しないように注意してください。また、常温に置いたほうがイチゴの甘さを感じやすくなるので、食べる少し前に冷蔵庫から出すのがおすすめです」
それでは、清水さんオリジナルのイチゴを使ったデザートのレシピをご紹介しましょう。
今回は、オーブンを使わない冷たいデザートと、オーブンを使う温かいデザートの2つを教えていただきました!
イチゴのグラデーションティラミス
1つ目のデザートは、ピンクと白のグラデーションがかわいい「イチゴのグラデーションティラミス」。グラスの内側にイチゴを貼りつければ、“映え”も抜群!クリームを重ねる工程は、お子さんに手伝ってもらってもいいですね。
材料(2人分)
イチゴ…小8個
砂糖…小さじ1
レモン汁…小さじ1
カステラ…1切
ココアパウダー…適量
ミント…少々
[A]
マスカルポーネ…100g
生クリーム…100ml
砂糖…大さじ2
作り方
1. イチゴ3個に砂糖をふりかけ、電子レンジ(600W)で30秒加熱し、粗熱がとれたらレモン汁を混ぜてイチゴソースを作る。イチゴ2個をスライスし、グラスの器の側面に貼りつけておく。カステラは小さくちぎる。
2. ボウルに[A]を入れて、泡立て器でもったりとするまで混ぜる。
3. 「2」を半分に分け、片方に「1」のイチゴソースを加えてよく混ぜる。
4. グラスの底にカステラをちぎって入れ、「3」で作ったクリーム2種類を交互に重ね入れる。仕上げにココアパウダーをふり、ミントを飾れば完成!
調理のワンポイントアドバイス
イチゴソースを電子レンジで簡単に作れるのが、このレシピのポイントです。
グラスの底には、カステラの代わりに市販のスポンジやクッキー、クラッカーなどを敷いてもOK。ザクザクした食感のクッキーやクラッカーを入れる場合は、余ったイチゴソースなどにひたしてやわらかくしてから使うと、食感の滑らかさが損なわれません。
イチゴのフォンダンショコラ
2つ目のデザートは、混ぜて焼くだけのお手軽な「イチゴのフォンダンショコラ」。温かいイチゴと溶けたチョコレートのハーモニーが絶品です。
材料(2人分 ※5cmのココット2個分)
イチゴ…6個
卵…1個
砂糖…大さじ2
板チョコレート…1枚
バター…20g
小麦粉…15g
作り方
1. イチゴ2個はヘタを取り半分に切る。板チョコレートは中央に入れる物を2片残し、残りは刻む。
2. バターと刻んだチョコレートを湯せんして溶かす。
3. 卵に砂糖を加えてよく混ぜ、「2」を加える。小麦粉を加えてさらによく混ぜたら、半量ずつココットに注ぐ。
4. 「1」で取り置いた板チョコレートとイチゴを生地の中央に入れる。180℃のオーブンで7~8分、表面が薄く固まるまで焼く。
調理のワンポイントアドバイス
ココットがなければ、紙製のマフィンカップを使っても◎。その場合は、焼き上がりを12分に設定してください。ココットを使う場合は7分あたりから、紙製のマフィンカップなどを使う場合は11分あたりから、焼きすぎないように様子を見るようにしましょう。生地の表面が乾いて焼けてきたら、焼き上がりの合図になります。
焼き上がったら熱々のうちに食べるのがベスト。もし冷めてしまったら、食べる前に電子レンジで20秒程温めると、中のとろみが復活します。そこに生のイチゴをつけて、チョコレートフォンデュのように食べるのもおすすめですよ。
デザートづくりに役立つアイテムはトライアルで!
トライアルには、新鮮でおいしい旬のイチゴはもちろん、デザートづくりに役立つアイテムもそろっています。
クリスマスやお正月など家族が集まることも多いこの時期、お子さんといっしょにイチゴのデザートを手作りしてみてはいかがでしょうか。
野菜・果物など毎日食べたいトライアルの青果、鮮度と味へのこだわり
監修者プロフィール
清水 加奈子
フードコーディネーター/管理栄養士
調理師、中医薬膳師の資格も持つフードコーディネーター。アイディアレシピやダイエットレシピの提案からフードスタイリングまで幅広くこなし、食関連の企業サイトや雑誌などで活躍中。
フードコーディネーター清水加奈子について