自分でできるエアコン掃除――梅雨前に済ませたい簡単お手入れ方法
毎日のようにエアコンをかけていた冬が終わり、春は暑すぎず寒すぎず心地良い季節。しかし、日本ではそんな気候の日々が長く続きませんよね。6月に入ると、雨が多くジメジメとした梅雨がやってきて、その後は夏本番に突入して、またエアコンを稼働させる季節に入ります。
エアコンのオフシーズンは、来る夏に備えてお手入れをすべきタイミング。それもカビが繁殖しやすくなる梅雨前に行うことが、快適にエアコンを使うためのポイントになってきます。
そこで今回は、Instagramでさまざまなお掃除術を発信しているラク家事研究家・みなさんに、自分で簡単にできるエアコンのお手入れ方法を教えていただきました。
教えてくれたのはこの人!
みな
クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級を持つ、ラク家事研究家。Instagramで簡単にできる掃除術を紹介して人気を集め、フォロワー37.2万人(2022年11月現在)を誇る。投稿をまとめた著書「手間かけない、時間かけない、頑張らない しない掃除」が発売中。
Instagram:@mina__room
エアコンは梅雨前のお手入れが必須!その理由は?
久しぶりにエアコンをつけてみたら、カビくさい風が出てきた…という経験はありませんか?その原因は、エアコンに溜まったほこりや汚れです。
エアコンは使っていないときにもほこりや汚れが内部に溜まっていき、長期間そのままにしておくと、汚れからカビが発生し、においの原因に。
特に、梅雨時はカビが繁殖しやすい時期なので、注意が必要です。
カビが発生している状態で使うと、エアコンの風がにおうだけでなく、部屋中にカビが放出されることにもなるのです。
エアコンがきれいだと電気代の節約にもなる
ほこりが溜まったままでの使用はエアコンに負荷がかかり、電力を余計に必要とするので電気代も高くついてしまいます。
そのため、使っていないあいだもきれいな状態を保っておくことが大切。
夏前のお手入れであれば、晴れた日の多い5月に行うのがいいでしょう。
できれば、エアコンを使うシーズン前とシーズン中、そしてシーズン終わりと、年に3回はお手入れすることをおすすめします。
エアコンのお手入れに必要な物は?
エアコンのお手入れに必要なアイテムはこちら。
- ドライシート、ハンディモップ(乾いたやわらかい布でも◎)
- 中性洗剤
- 掃除機
- 雑巾
簡単で手軽なエアコンのお手入れ方法
それでは、エアコンお手入れの手順についてご紹介します。
準備:エアコンのコンセントを抜く
お手入れを始める前に、感電などの事故を防ぐため、必ずコンセントを抜いてから行いましょう。
1. フィルターのほこりを取る
まず、本体からフィルターを外してください。
そして、溜まっているほこりを掃除機で吸い取ります。吸い取るときは、ほこりが溜まっている外側から内側に向かって行ってください。内側→外側の順序だとほこりが目詰まりし、吸い取りにくくなります。
また、掃除機で汚れが取り切れない場合は、中性洗剤を溶いた水でつけ置き洗します。5〜10分程浸けたらよく水洗いし、陰干しで乾かしましょう。
なお、ほこりがついたまま水洗いするのはNGです。ほこりが固まって取りにくくなってしまいます。
トライアルで買える!おすすめの洗剤
フィルターをつけ置きする際に、みなさんがおすすめしてくれたのは次の洗剤です。
ウタマロクリーナー(トウホウ)
トライアルでの参考価格:400ml…459円(税込)
※2022年4月 スーパーセンター藤沢羽鳥店調べ。
※トライアルの商品はすべて税込表示です。
クイックル ホームリセット 泡クリーナー(花王)
トライアルでの参考価格:300ml…439円(税込)
※2022年4月 スーパーセンター藤沢羽鳥店調べ。
※トライアルの商品はすべて税込表示です。
2. 本体の汚れを取る
本体のカバーやルーバーと呼ばれる風の吹き出し口、エアコン上部にも溜まったほこりを、ドライシートやハンディモップ、もしくは乾いたやわらかい布で乾拭きしましょう。
本体表面
ルーバー部
ルーバー周辺の汚れは、手の届く範囲をまんべんなく拭くだけで十分です。無理に奥のほうまで拭こうとすると、故障の原因になるので注意してください。
本体上部
トライアルで買える!おすすめアイテム
エアコン上部のような高い位置のほこりを取る場合は、次のような柄が伸縮するハンディモップが便利です。
クイックルハンディ 伸び縮みタイプ(花王)
トライアルでの参考価格:689円(税込)
※2022年4月 スーパーセンター藤沢羽鳥店調べ。
※トライアルの商品はすべて税込表示です。
3. 室外機を掃除する
エアコンの稼働中に発生した水を排出するドレンホースに汚れが溜まっていないか確認し、汚れていたらきれいに取り除きます。
この部分が詰まっていると、水分が外に排出されず本体に溜まってしまい、ルーバーから水が垂れるだけでなく、故障の原因になります。同様に、室外機の周りに溜まった枯葉や砂が水の排出を妨げる可能性もありますので、しっかり取り除きましょう。
また、室外機本体が汚れていたら水拭きします。
4. 最低温度&送風で運転させ、エアコン内部を乾かす
晴れた日に窓を全開にし、最低温度に設定して1時間稼働させます。そうすることで、稼働中に発生した水がエアコン内部の汚れを流してくれます。これを行うだけで、ずいぶんカビくささはなくなるはず。
機種によって設定できる最低温度は変わります。
ただし、そのまま放置しては内部に残った水分によって、再びカビやにおいの原因となってしまいます。最低温度で1時間稼働した後、さらに送風モードで1時間運転し、エアコンの内部をしっかり乾燥させたら終了です!
エアコンのお手入れの際によくある質問
ここからは、エアコンを自身でお手入れする際に悩むことの多いトピックについて、みなさんに回答してもらいました!
自分でエアコン掃除しても壊れない?
ここで紹介したような簡単なお手入れであれば、ご自身で行っても問題ありません。ただし、エアコンを分解したり、内部に無理に手を突っ込んだりして掃除するのは絶対にやめましょう。
素人では手の届かないエアコン内部の汚れやカビは、専門の業者にお願いするしかありません。年に3回程度のお手入れをしているご家庭であれば、2〜3年に一度はエアコン掃除の業者に依頼するのがいいと思います。
お掃除機能付きエアコンはお手入れしなくても平気?
お掃除機能付きのエアコンを使用されている方によると、メーカーやモデルによって内容は異なるものの、やはり何かしらのお手入れは必要なようです。
また、エアコンクリーニング業者の方の話では、お掃除機能付きの機種の場合、本体内部の構造が複雑になっているため、クリーニングには追加料金がかかるとのことでした。
追加料金については業者さんによって異なります。
お掃除グッズもトライアルにお任せ!
使っていないとついお手入れをおろそかにしてしまいがちなエアコンですが、シーズン前にお手入れをするのとしないのとでは、稼働させたときの風の心地良さが「まったく違う」と、みなさんはいいます。
そのため、梅雨入りする前に、天気のいい日を選んでお手入れを実践しましょう!
また、中性洗剤やドライシートなど、エアコンのお手入れに必要なグッズは、どれもトライアルでお得に購入できますので、ぜひご活用ください。