家の湿気対策どうしてる?部屋の湿度を下げる方法を徹底解説
梅雨を迎えると、家の中に溜まった湿気によるカビやにおい、ダニなどに悩まされたことのある方は多いのではないでしょうか。湿気を放置するとさまざまなトラブルの原因となるため、適切な湿気対策は欠かせません。
そこで今回は、家の中に湿気が溜まる原因や、溜まりやすい場所の解説と併せて、効果的な湿気対策をご紹介します。
湿気が溜まる条件や環境は?
まずは、湿気が溜まりがちな時期や場所を見ていきましょう。どのような条件や環境だと、家の中に湿気が溜まりやすくなるのでしょうか。
湿気が溜まりやすい時期
家の中の湿気は、雨の多い梅雨に特に溜まりやすいです。
また、冬場は乾燥しているイメージがありますが、家の中で暖房を使うと、外気と室内の気温差によって窓ガラスなどに結露ができやすくなります。そのため、場所によっては冬場でも湿気が溜まりやすいでしょう。
家の中で湿気が溜まりがちな場所
家の中で湿気が溜まりやすい場所は、次のとおりです。
- 日当たりが悪く気温が下がりやすい北側の部屋
- 室内干しをする場所
- 水回り
- 布団やベッド
- クローゼットや押し入れ、衣装ケースの中
- 結露ができやすい場所(窓付近や家具の裏側)
- 下駄箱や床下収納
- 風通しの悪い場所 など
上記のような場所で重点的に湿気対策を実践することで、高い効果が期待できるでしょう。
湿気が溜まるとどうなる?
湿気が溜まった状態を放置すると、カビや細菌が繁殖しやすくなります。カビは室温25~28℃程度が生育に適しているため、湿度が高く室温も25℃以上になりがちな梅雨は特に注意。また、カビは独特のにおいの原因にもなります。
湿度の高い場所は、梅雨から夏場にかけてダニやムカデなどの害虫も発生しやすくなります。さらに、湿度と温度の両方が高い環境は体温調節がしにくくなり、体調不良や熱中症のリスクも高くなってしまいます。湿気を取り除き、快適かつ健康的に暮らしやすい環境を整えることが大切です。
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湿度はどれくらいがちょうどいい?
カビやダニの発生を防いで快適に暮らすためにも、家の中の湿度はどれくらいの数値をキープすると良いのでしょうか。
厚生労働省の「建築物環境衛生管理基準」によると、建物内で衛生的な環境を維持するのに適している条件は、下記のとおりです。
- 湿度:40~70%
- 室温:18~28℃
部屋の湿気対策をする際は、この数値を維持することを目指しましょう。
部屋の湿度を下げる9つの対策
ここからは、部屋の湿度を下げるために効果的な9つの方法を見ていきましょう。
トライアルで購入できる除湿グッズや結露対策グッズもご紹介しますので、ぜひ湿気対策にお役立てください。
1 こまめに換気する
部屋の湿度を下げるには、こまめに換気をして湿気を外に逃がす必要があります。換気は季節を問わず行いましょう。
特に湿気が溜まりやすい梅雨や冬場は、1~2時間に1回以上、1回あたり5~10分程度換気することが望ましいです。効率良く空気を入れ替えて湿気を逃がすためにも、複数の窓や扉を開けて空気の通り道を作るようにしてください。
また、雨の日は換気をするべきか悩むかもしれませんが、部屋に吹き込むほど激しい雨でなければ、やはり換気は必要です。
2 サーキュレーターやエアコンを活用する
風通しの悪い部屋や、窓が少なかったり小さかったりして換気がうまくいかない場合は、サーキュレーターやエアコンで風を送って空気を循環させましょう。
また、クローゼットや押し入れなどの窓がない空間も、扉を開けて中に向けて風を送ると中の湿気が外に逃げていきます。
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サーキュレーター リモコン首振り マカロン型 8畳(アイリスオーヤマ)
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3 部屋の広さに合う除湿器を使う
一家に1台あると便利な除湿器は、部屋の広さに合った除湿能力を持つ物を使いましょう。最近は、室内干しにも役立つ送風機能を搭載した除湿器も登場しています。
4 結露対策グッズを使う
窓付近にできた結露は、見つけ次第すぐに乾いた布や新聞紙で拭き取りましょう。換気をする際も結露を拭き取ってから窓を開けて、湿気をできる限り部屋に残さないことがポイントです。
5 入浴後は換気扇を回す
家の中でも特に湿気の多い浴室は、入浴後の防カビ対策が欠かせません。入浴後は湿度が非常に高くなるため、窓を開けて換気扇を回し、浴室全体をしっかり乾燥させましょう。
また、浴槽にお湯を残しておく場合は、必ず蓋を閉めます。浴室を使用しないときは常に扉を閉めて、ほかの部屋に湿気が行かないようにすることも大切です。
6 家具は隙間を空けて配置する
家具がぴったりと隣り合って置かれていると風が通りにくくなり、空気の循環も妨げられてしまいます。ソファーやデスク、タンス、棚などの家具を配置する際は隙間を空けて配置し、風の通り道を作りましょう。
家具同士の隙間を空けるだけでなく、壁とも密着しないようにしてカビの発生を防ぎます。また、空気が循環しやすくなるように、室内に置く家具や物の量を減らすことも重要です。
7 除湿剤を使う
湿気が溜まりやすい場所には、除湿剤を置くのも効果的です。除湿剤にはさまざまなタイプがあるため、場所に応じて使い分けましょう。
容器タイプ(据え置きタイプ)
広い空間で除湿剤を使いたい場合は、湿気をしっかりと吸収できる、容器に入った据え置きタイプを使いましょう。あまり開けない大きな押し入れも、容量の大きい据え置きタイプの除湿剤なら長持ちします。
なお、湿気は下方に溜まるため、押し入れの下段や床に置きます。高い位置の収納スペースや棚は、容器が倒れて中身がこぼれてしまう可能性があるため、据え置きタイプの使用は避けましょう。
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ドライ&ドライUP コンパクト(白元アース)
トライアルでの参考価格:400ml×3個/119円(税込)
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シートタイプ
人間は寝ているときに大量の汗をかくため、布団やベッドも湿気が溜まりやすい場所のひとつです。また、衣装ケースの中にも、生乾きの衣類を入れると湿気が溜まってしまいます。
こうした寝具や衣装ケースには、マットレスや敷布団に敷いたり、ケースに入れたりするだけで使えるシートタイプの除湿剤がおすすめです。
湿気が溜まると色が変化するタイプなら、交換するタイミングも一目でわかります。また、寝具や衣装ケースに使用する除湿シートは、消臭効果もあると◎。
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ハンガータイプ
クローゼットの中で使う除湿剤は、吊るすだけで使えるハンガータイプが向いています。衣服のあいだに吊るしておけば、クローゼット内や衣類の湿気をしっかりと吸収してくれるでしょう。
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備長炭ドライペット クローゼット用(エステー)
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8 下駄箱に新聞を敷く
新聞紙は吸湿性に優れているため、捨てずに活用しましょう。おすすめの使い方は、湿気の溜まりがちな下駄箱などに敷く方法です。下駄箱内の汚れ防止にもなり、掃除も楽になります。
新聞紙を交換するタイミングは、汚れてきたらで問題ありません。なお、梅雨や冬場は新聞紙だけでは十分に除湿することが難しいため、除湿剤も併せて使いましょう。
9 重曹や炭を置くのも効果的
除湿剤のほか、重曹や炭を置くことでも湿気を取り除く効果が得られます。
重曹
重曹は乾燥剤のように水分を吸収し、一定量の水分を吸うと固まる性質を持つほか、消臭・脱臭作用もあります。
空き瓶などのケースに重曹を入れて、蓋をせずに湿気が溜まりやすい場所に置いておくだけで、湿気対策とにおい対策ができるのが◎。
炭
炭には、細かい穴で湿気を吸収する除湿効果があります。また、空気中の水分量が少ないと水分を放出する働きがあり、湿度を調整する効果も。
さらに、脱臭効果もあるため、湿気が溜まりやすくにおいも気になりがちな下駄箱への使用がおすすめです。天日干しをすると除湿・消臭効果がリセットされるので、何度でも使えます。
トライアルで購入できるグッズも使って、効果的な湿気対策を!
効率良く部屋の湿度を下げるためには、湿気が溜まりやすい場所を把握した上で対策する必要があります。まずは自宅の湿気対策が必要な場所をチェックしたり、換気の方法を振り返ったりして、どのような対策が効果的なのか見直してみましょう。
トライアルでは、湿気対策に有効なグッズを幅広く取り揃えています。梅雨や冬場の湿気・結露対策にお役立てください。
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