洗濯機の嫌なにおいも解消!楽に、きれいに保つ洗濯機掃除のやり方
汚れた衣類をきれいにするために使う洗濯機ですが、洗濯機そのものが汚れていては元も子もありません。洗濯に使用する洗剤も、放っておくとぬめりやにおいの原因に。さらに、洗濯機の内部は湿気が溜まりやすく、黒カビの発生に注意が必要です。
もし、洗ったはずの洗濯物がにおう、洗濯物に黒いゴミのようなものがついている…といったことがあったら、洗濯機自体が汚れている証拠。これらを防ぐためにも、定期的なお手入れで洗濯機を清潔に保ちましょう。
そこで今回は、Instagramでさまざまなお掃除術を発信しているラク家事研究家・みなさんに、最低限やっておきたい洗濯機のお手入れ方法を教えていただきました。
教えてくれたのはこの人!
みな
クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級を持つ、ラク家事研究家。Instagramで簡単にできる掃除術を紹介して人気を集め、フォロワー37.2万人(2022年11月現在)を誇る。投稿をまとめた著書「手間かけない、時間かけない、頑張らない しない掃除」が発売中。
Instagram:@mina__room
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放っておくと黒カビの温床に!洗濯機は定期的なお手入れが必須
たくさんの水を使う洗濯機は湿気が溜まりやすく、エアコンや浴室と並んで黒カビが発生・増殖しやすいところです。
特に洗濯槽は、一見きれいに見えても、実は目の届かない裏側にカビや汚れが溜まっていることが多いので要注意!また、糸くずフィルターに溜まった繊維ゴミも、放っておくとカビの温床になる場所です。
そのままの状態で使用すると、カビが洗濯物に付着し、嫌なにおいの原因に。それだけでなく、カビがついた洋服を着ることでアレルギー症状を引き起こすことがあります。
洗濯機で大切なのは、黒カビの発生をできるだけ抑えること。毎日のように使う物なので汚れやすいことも考えると、お手入れは定期的に行うようにしましょう。
★縦型洗濯機のお手入れ方法はこちら
★ドラム式洗濯機のお手入れ方法はこちら
縦型洗濯機のお手入れ方法
ここからは、具体的な洗濯機のお手入れ方法をみなさんにご紹介いただきます。
現在主流となっている縦型洗濯機・ドラム式洗濯機それぞれでお手入れの仕方が異なるところもあるので、種類別に説明していただきました。まずは、縦型洗濯機から。
週に1~2回
糸くずフィルターに溜まったゴミを取り除く
糸くずフィルターを本体から外してゴミを取り除きます。軽く水洗いし、しっかり乾燥させてから元に戻します。
糸くずフィルターにゴミを溜めたままにしておくと、カビが発生してにおいの原因になるのはもちろん、フィルターに収まりきらないゴミが排水口などに詰まり、故障につながることもあるので、こまめにお手入れしましょう。
月に1回
衣類用の塩素系漂白剤を使い、洗濯槽を掃除する
洗濯槽のにおいの発生を抑えるため、衣類用の塩素系漂白剤を使用し、洗濯機の「洗濯槽モード」で洗濯槽を掃除しましょう。漂白剤を入れて、スイッチを押すだけでOK!
なお、同じ塩素系漂白剤でも、台所用など用途の異なる物は、故障の原因となるので使わないように!衣料用の塩素系漂白剤を使用するようにしましょう。
1回の使用量はメーカーや機種によって異なるため、お使いの洗濯機の説明書を確認してください。
トライアルで買える!衣類用塩素系漂白剤
ハイター 小/600ml(花王)…149円(税込)
※2022年9月 スーパーセンター藤沢羽鳥店調べ。
※トライアルの商品はすべて税込表示です。
洗剤ケース、糸くずフィルターを取り外して中性洗剤で洗う
洗濯槽掃除が終わったら、洗剤ケース、糸くずフィルターを本体から外し、中性洗剤で洗います。水気が残っているとカビの原因となるので、しっかり乾かしてから元に戻しましょう。
なお、洗剤ケースや糸くずフィルターを外した状態で洗濯槽掃除をしないように気をつけてください!
トライアルで買える!中性洗剤
ウタマロクリーナー/400ml(トウホウ)…459円(税別)
※2022年9月 スーパーセンター藤沢羽鳥店調べ。
※トライアルの商品はすべて税込表示です。
※販売価格は時期や産地によって変動します。
クイックルホームリセット 泡クリーナー/300ml(花王)…439円(税込)
※2022年9月 スーパーセンター藤沢羽鳥店調べ。
※トライアルの商品はすべて税込表示です。
※販売価格は時期や産地によって変動します。
本体を水拭きする
本体の外側だけでなく、髪の毛やほこりが溜まりやすい洗濯槽のふち、洗剤が残っている洗剤ケースの奥も掃除しましょう。
落ちにくい汚れはアルコールを使うと簡単に落とせる上、カビ予防にもなるので一石二鳥です!
3~4ヵ月に1回
洗濯槽クリーナーを使用し、「洗濯槽モード」で洗濯槽を掃除する
3~4か月に一度は、衣類用の塩素系漂白剤ではなく、同じく洗濯槽クリーナーを使って洗濯槽を掃除します。
月に1回の洗濯槽掃除で取りきれなかった黒カビも、このお手入れでしっかりリセットすることができますよ。
ただ、洗濯槽クリーナーは「塩素系」「酸素系」の2種類があり、どちらを選べばいいか悩む方もいるでしょう。この2つには、次のような違いがあります。
塩素系クリーナー | 酸素系クリーナー | |
---|---|---|
特徴 | 黒カビを“溶かして落とす” | 黒カビを“はがして落とす” |
メリット | 殺菌力が強い (汚れを落とす力は酸素系に劣る) | 汚れを落とす力が強い (殺菌力は塩素系に劣る) |
洗濯槽の掃除をした際に、黒いピラピラとした物が浮いてくるのを見たことがあるかもしれません。その正体は、洗濯槽の裏側についた黒カビ。
ただ、カビが浮いてくるのは酸素系のクリーナーを使った場合がほとんど。一方、塩素系クリーナーを使った場合は、洗濯機の中の水が黒くにごります。
なお、酸素系クリーナーを使って黒カビが浮いてきたら、ネットなどを使って取り除いてくださいね。
トライアルで買える!洗濯槽クリーナー
【塩素系】洗濯槽カビキラー/550g(ジョンソン)…249円(税込)
※2022年9月 スーパーセンター藤沢羽鳥店調べ。
※トライアルの商品はすべて税込表示です。
※販売価格は時期や産地によって変動します。
【酸素系】/120g(ウエ・ルコ)299円(税込)
※2022年9月 スーパーセンター藤沢羽鳥店調べ。
※トライアルの商品はすべて税込表示です。
※販売価格は時期や産地によって変動します。
さらに、年に1回のスペシャルケアとして、ご自宅の洗濯機メーカーが販売している純正の洗濯槽クリーナーを使うと、より洗浄力が高いのでおすすめです。
我が家では、季節の変わり目とも重なる3・6・9月に洗濯槽クリーナーを使用し、12月を除くそれ以外の月は衣類用の塩素系漂白剤、そして年末の大掃除として12月にメーカー純正の洗濯槽クリーナーを使ってお手入れしているんですよ!
ドラム式洗濯機のお手入れ方法
続いては、ドラム式洗濯機のお手入れの仕方をご紹介します。
毎日(使用したときは都度)
乾燥フィルターのゴミを取り除く
洗濯機を使ったら、乾燥フィルターに溜まったゴミを取り除きましょう。ここにゴミが溜まったままだと乾燥に時間がかかり、電気代も余計にかかってしまいます。
フィルターが目詰まりしているようなら水で洗い流し、乾かしてから元に戻してください。
週に1回
糸くずフィルターに溜まったゴミを取り除く
糸くずフィルターを本体から外してゴミを取り除きます。軽く水洗いし、しっかり乾燥させてから元に戻します。
月に1回
衣類用の塩素系漂白剤を使い、洗濯槽を掃除する
縦型洗濯機と同じように、衣類用の塩素系漂白剤を使用して、お使いの洗濯機の「洗濯槽モード」で洗濯槽を回してください。スイッチを押して放っておけばOK!
なお、こちらも台所用などの塩素系漂白剤は、衣類用とは成分が異なります。故障の原因となるので、必ず衣類用の物を使うようにしてください。
手動洗剤ケースを取り外して中性洗剤で洗う
洗濯槽掃除が終わったら、手動洗濯ケースを本体から外して中性洗剤で洗います。水気が残っているとカビの原因となるので、しっかり乾かしてから元に戻してください。
また、自動投入の場合も定期的なお手入れが必要です。洗剤や柔軟剤がなくなったタイミングで、そうでもなくとも3ヵ月に1回程度は取り外して掃除しましょう。
窓パッキン周りのゴミを取り除く
ドラム式洗濯機の窓パッキンの隙間には、糸くずやほこりが入り込んでいます。そこに黒カビが発生してしまうこともあるので、竹串などの細い棒や布巾、ペーパータオルなどを使って奥に入り込んだゴミを定期的にかき出しましょう。
本体を水拭きする
縦型洗濯機と同様に、月に一度は本体全体を水拭きしましょう。汚れが気になるところはアルコールを使って掃除をすると、汚れが簡単に落ちるだけでなく、除菌にもなります。
3 ~4ヵ月に1回
洗濯槽クリーナーを使用し、「洗濯槽モード」で洗濯槽を掃除する
こちらも縦型洗濯機と同じく、3~4ヵ月に一度は、衣類用の塩素系漂白剤ではなく洗濯槽専用のクリーナーを使って洗濯槽を掃除しましょう。月に1回の洗濯槽掃除で取り切れなかった黒カビも、落とすことができます。
洗濯槽クリーナーは塩素系と酸素系が販売されていますので、ご自宅の洗濯機に合わせて使い分けてください。
※洗濯槽クリーナーの塩素系・酸素系の違いについてはこちら
さらに、年に1回のスペシャルケアとして、より洗浄力の高い、お使いの洗濯機メーカー純正の洗濯槽クリーナーを使うのもおすすめです。
使用してないときの洗濯機の蓋は「開けておく」のが必須
洗濯機を使い終わると、すぐに蓋を閉めていませんか?それ、実はNG行動なのだそう。
洗濯機の大敵は、黒カビの発生につながる湿気!洗濯機を使った後、洗濯槽が濡れている状態で蓋をすると、中でカビが増殖してしまいます。
そのため、使っていないときの洗濯機は、常に蓋を開けておくことを心掛けてください。ドラム式の場合はドアが閉まってしまいやすいので、市販のドアストッパーを使うのがおすすめですよ。
トライアルは、洗濯機のお手入れに必要なアイテムも充実!
衣類や寝具など、直接肌にふれる物を洗うことが多い洗濯機。それらを安心して身に着けるためには、洗濯機を清潔に保つことが重要です。
洗濯機は意外に汚れていることを意識して、ここでみなさんが紹介してくれた最低限のお手入れは定期的に行うようにしましょう。
なお、衣類用の塩素系漂白剤や洗濯槽クリーナー、中性洗剤など、洗濯機のお手入れに必要なアイテムは、トライアルですべてお得に購入できます。ぜひご活用ください!
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