栄養たっぷりなトライアルの牡蠣は生食も◎!鮮度はどう見極める?
初夏と冬、2回やって来る旬を心待ちにする人も多い「牡蠣」。やわらかな身を噛むと、磯の香りと複雑な滋味が口の中を満たし、まるで海そのものを味わっているような気持ちになりますよね。
そんな牡蠣をよりおいしく食べるには、買うときの鮮度の見極めと、食べる前の準備がポイント。ちょっとしたコツを押さえれば、トライアルの牡蠣のおいしさも倍増するといいます。
牡蠣は大好きだけど選び方に自信がなく、もっぱらお店で食べていた新米主婦のマニ子さんも、トライアルの職人の説明に興味を持った様子。今日も、2人のやりとりを聞いてみましょう!
登場人物
職人・トライアル鮮魚担当 松元佑太(まつもと ゆうた)
大学卒業後、鮮魚一筋12年。トライアル歴2年、九州商品部のリーダー兼バイヤー
新米主婦・マニ子さん
主婦1年目。結婚前までは一人暮らしをしていたが、その頃は外食が多め。結婚を機に、自炊に目覚める。現在は今後のために貯金をがんばりたい期のため、トライアルで買い物をすることでなるべく生活費を節約するようにしている。魚好きだが、魚の調理はまだ初心者。
牡蠣は栄養たっぷりで低カロリーの優秀食材!効果的な食べ方も紹介
スーパーに並ぶ「真牡蠣」の旬は冬
こんにちは!
さっきのお客さんが買っていたのって、牡蠣ですよね?
お、いらっしゃい!
そう、牡蠣ですよ。
冬場は真牡蠣が旬ですから、いっぱい食べてほしいんです!
あれ?
でも、この夏に旅行に行った先で牡蠣を食べたとき、お店の人が「今が旬」って言ってましたが…?
ああ、それは岩牡蠣ですね。岩牡蠣は夏が旬なんですよ。
養殖も天然もありますが、一般的には天然物が多くて採れる量も少ないので、スーパーにはほとんど出回らないんです。
だから、夏の牡蠣は外食で食べることが多くなりますよね。
ああ、そういうことなんですね。
すごくおいしかったから、また牡蠣が食べたいなあと思っていたんですよ。
とはいえ、結構値段が張るので、節約中の身にはつらいですけど…。
なるほど。じゃあ、真牡蠣を食べましょう!
岩牡蠣より小ぶりだけど値段は安いし、癖も控えめで食べやすいっていわれてるんですよ。
何より、トライアルで手軽に手に入りますから!
それはうれしいですね。
岩牡蠣と真牡蠣、どんな違いがあるんですか?
岩牡蠣は夏が旬。
牡蠣は産卵前がおいしいんですが、岩牡蠣の産卵期は7〜9月と長めなので、夏のあいだはずっとおいしさを保てるんですよ。
見た目は殻がゴツゴツしていて、サイズは大人の手のひらほどもあります。
味は、牡蠣と聞いてイメージする人が多い独特の癖が強くて、肉厚でジューシー。
コクがあるけどあっさりしていて、生食はお酒のおつまみにもぴったりです。
確かに、握りこぶしくらいの大きさがありました!
ですよね。対して真牡蠣は、11~4月の冬が旬で、岩牡蠣よりずっと小さいです。
でも、おいしさは折り紙付き。
スーパーに並んでいるのは丁寧に手をかけて育てられた養殖物が多く、小ぶりな身にたっぷり旨味が詰まっていて、とても濃厚でクリーミーです。
少しずつ改良を加えて日本人好みの味に近付けているらしく、癖が少なくて食べやすいって声もよく聞きますね。
岩牡蠣と真牡蠣の違い
岩牡蠣 | 真牡蠣 | |
---|---|---|
旬 | 夏 | 冬 |
見た目 | 殻がゴツゴツしていて、肉厚 | 岩牡蠣より小ぶり |
味わい | コクはあるけどあっさり | 旨味が詰まっていて濃厚、 クリーミー |
生食用の規格は厳格!でも、栄養が豊富なので食べすぎに注意
岩牡蠣は生で食べたんですが、真牡蠣も生でいけますか?
「生食用」の表示がある物だったら大丈夫です。
パッケージを見ると「加熱用」「生食用」と用途が記載されているので、よく見て選んでください。
ちなみに、「生食用」として売られているのは、厚生労働省で定められている非常に厳格な基準をクリアした物だけです。
牡蠣にあたるのが心配な場合も、食べる前に十分に加熱すればほぼ食中毒の心配はありませんし、規格を満たした生食用ならリスクがかなり低くなります。
育成や保存のための水にまで基準があるんですね。
牡蠣のエサは、海中の植物性プランクトンです。
これを取り込むために、なんと1時間に約20Lもの水を吸いこんだり吐き出したりしているらしいんです。
だから、海水の状況が牡蠣の品質に直結するわけですね。
なるほど~、そうなんですね。
よく、「牡蠣は海のミルク」っていわれるじゃないですか。
見た目が白いことももちろん由来のひとつなんですが、海の中の栄養をたっぷり吸って、豊富な栄養素を蓄えていることが最大の理由です。
特に、貧血や疲労感を緩和する鉄、肌や髪を美しく保って免疫にも良い働きをする亜鉛、ヘモグロビンの生成や脳の活発な働きを助けるビタミンB12は多く含まれているんですよ。
栄養分が多いということは、体への作用が強いということでもあるので、生食用・加熱用問わず、食べすぎには注意してください。
生食用の牡蠣は、水洗いせずにそのままが◎
ところで、せっかくならおいしい牡蠣を買いたいんですが…。
牡蠣が浸かっている水を見てください。
水が透明できれいなら新鮮です。濁っているのは、鮮度が落ちかけている証拠です。
あとは、牡蠣の黒い部分が鮮明な物がいいですね。
見た目ではわかりにくいかもしれませんが、鮮度がいいものは身にハリと弾力があります。
牡蠣のほとんどは透明のプラスチックパックで売られているので、ちょっと持ち上げて、裏側から中の牡蠣の様子をチェックするといいですよ。
トライアルの牡蠣は、生産者が見えるのが強み。
私たちバイヤーが現地に足を運び、牡蠣の引き上げから加工までのプロセスを見て契約しているので、品質には自信があります。
何度も漁師さんの船に乗せてもらいましたが、手引きの網で牡蠣をすくい上げる様子も、加工場で熟練のスタッフさんたちが手早く殻を外していく様子も圧巻ですよ!
うわー、見てみたい!産地はどこが有名なんですか?
トライアルでは、ずっと広島の牡蠣を扱っています。
プランクトンが豊富でミネラルがたっぷり含まれた瀬戸内海は、牡蠣養殖に最適な立地なんですよ。
広島に加えて、2022年からは兵庫県の牡蠣も取り扱いがスタートしました。
通常、牡蠣は種付けから出荷まで2~3年かかりますが、兵庫の牡蠣は1年牡蠣といって、1年で立派に成長するのが特徴。
サイズが大きいのに癖が少なめで、食べやすい牡蠣です。
広島と兵庫、食べ比べてみるのも良さそう…。
ぜひ、いろいろ食べてみてください。
あ、生食用の牡蠣を食べるときは、水洗いせずにそのまま食べてくださいね。
えっ、いつも洗ってました…!
ほとんどの方はそうだと思います。
でも、生食用の牡蠣を洗うと、旨味も流れ落ちてしまうんですよ。
減菌処理・殺菌洗浄した上でパック詰めされているので、安心してそのままどうぞ。
加熱用の牡蠣は中までしっかり火を通すことが大切なので、ソテーしたり、蒸したり、鍋に入れたりして召し上がってください。
わかりました。
さっそく生食用を買って帰って、岩牡蠣との違いを楽しんでみます!
栄養豊富で鮮度抜群の牡蠣をトライアルで!
トライアルでは、バイヤーが直接産地に足を運び、信頼できる生産者とだけ契約して、鮮度にこだわった牡蠣をたっぷりと仕入れています。2022年からは、これまでの広島の牡蠣に加えて、兵庫の1年牡蠣も仲間入りしました。
噛むほどに味わいと栄養があふれ出すおいしい牡蠣を、旬のうちにたくさん食べてくださいね!