家の結露対策は温度・湿度管理が重要!すぐ実践できる防止方法9選
室内外の温度差が大きい冬場は、窓ガラスやその周辺に結露が発生しやすくなる季節。
結露を放置するとサッシやカーテンの汚れやカビの原因となってしまうため、適切な対策が必要です。
今回は、結露対策に効果的な方法をご紹介。
トライアルでも買える結露防止グッズや、結露が発生したときの対処法についても見ていきましょう。
結露が起こる原因は?
結露は、家の中と外の寒暖差によって発生します。
空気中に存在できる水蒸気量を「飽和水蒸気量」といいますが、温度が上下することで飽和水蒸気量も変化します。
特に、室内の温かい空気が冷えやすい冬の朝は、温度の低下によって室内温度の飽和水蒸気量が超えてしまい、窓周辺に結露が発生しやすい環境なのです。
結露が発生しやすいのは、室内外の温度差が大きい所や、空気の入れ替えが少なく湿気がこもりがちな所。
家の中の場合、結露が起こりやすいのは次の場所です。
結露が起こりやすい場所
- 窓ガラスやサッシ部分
- 押し入れやクローゼットの中
- 家具の裏側
結露を放置すると、窓枠や窓の周りの壁紙、カーテンなどに汚れやカビが発生します。
また、結露によって垂れ落ちた水滴が床材の劣化を早める可能性もあるため、適切な対策で結露を予防することが大切です。
結露対策に効果的な方法
結露対策に効果的な方法には、どのようなものがあるのでしょうか。
主な方法を紹介します。
1 こまめに換気する
結露を防ぐためには、室内外の温度差をできるだけ小さくして、室内の湿度が上がりにくい環境を維持する必要があります。
そのためにも、こまめに換気して室内の空気を入れ替えましょう。
1回に5~10分程度、家の中の窓を2ヵ所以上開けて空気の通り道を作ると効率良く換気できます。
冬場はなるべく窓を閉めておきたいかもしれませんが、最低でも1時間に1回は換気するのが理想です。
2 室内干しするなら浴室に
洗濯物を室内干しすると、室内の湿度が一気に上がってしまいます。
結露対策をしたいときは、リビングや窓の近くではなく、浴室に干しましょう。
窓を開けたり換気扇を回したりして浴室に干すと、洗濯物の乾きも早く、リビングにも湿気が入りにくくなります。
3 サーキュレーターで空気を循環させる
サーキュレーターで室内の空気を循環させると、換気を効率良く促せます。
サーキュレーターは窓周辺に向けて設置して、窓周りに停滞している空気を循環させましょう。
空気が循環すると天井に停滞しがちな暖かい空気が部屋全体に行き渡り、足元が冷える冬場でも快適に過ごしやすくなります。
4 湿度は40〜60%程度を維持する
結露対策では、適切な湿度をキープすることも重要。快適に過ごしやすい室内の湿度は、40~60%が目安といわれています。
また、温度25℃の場合は湿度が70%だとカビが数ヵ月で繁殖し、75%を越えるとその速度は急激に早まるとされています。
湿度管理をするためにも、温湿度計や除湿器があると便利です。
冬場は乾燥対策のために加湿器を使うご家庭も多いと思いますが、湿度が高くなりすぎると結露の原因になるため注意が必要。
結露ができるほど湿度が高い部屋には除湿器を設置し、部屋全体の湿度を下げるといいでしょう。
5 観葉植物や水槽は窓際に置かない
光合成によって常に水蒸気を発している観葉植物や水が入った水槽は、加湿器と同様に室内の湿度を高めます。
特に、窓や壁際に置いておくと結露の原因となるため、置く場所にも配慮しましょう。
観葉植物や水槽は、換気扇の近くや空気が入れ替わりやすいドア付近に置くと最適です。
6 室温を高くしすぎない
室内外の寒暖差が大きいほど結露はできやすくなるため、寒いからといって室温を必要以上に上げすぎないようにしましょう。
電気代を抑えるためにも、暖房機器の設定温度は20℃程度にしておくのがおすすめです。
7 エアコンなど電気式の暖房器具を使用する
暖房器具の使い方を見直すのも結露対策につながります。
石油ストーブやガスストーブは燃料を燃やすときに水蒸気を発生させるため、温度だけでなく湿度も上がってしまいます。
そのため、結露対策には、エアコンやハロゲンヒーターといった電気式の暖房器具を使用したほうがいいといえるでしょう。
8 窓用ヒーターを設置する
窓ガラスの表面温度が低いと、室内との寒暖差によって結露が発生やすくなります。
窓用ヒーターで窓の表面温度を上げることで、結露を抑えることができるでしょう。
また、窓が温かくなれば室内が冷えにくくなり、冬場でも快適に過ごしやすくなるというメリットもあります。
9 結露防止グッズを活用する
窓の結露対策アイテムには、新聞紙や梱包用のエアーキャップ(プチプチ)のほかにも、トライアルで買える結露防止シートや結露吸着(吸水)テープなどがあります。
それぞれの特徴や使い方を簡単にご紹介しましょう。
新聞紙
結露は気温が大きく下がる早朝にできやすいため、就寝前に窓のレール部分に新聞紙を挟んでおけば、結露によってできた水滴を吸わせることができます。
朝起きたら新聞紙を取って捨てるだけのため、手軽に結露対策ができるでしょう。
梱包用のエアーキャップ(プチプチ)
梱包用のエアーキャップを窓ガラス全体に貼ると、窓付近が暖められて窓の表面温度が下がりにくくなり、結露の発生を抑えられます。
結露防止シート
新聞やエアーキャップでは室内の見栄えが気になるという方には、市販の結露防止シートがおすすめです。窓に貼ることで断熱性が高まり、結露を防ぎやすくなります。
トライアルで買える!
水で貼る結露防止シートクリスタル2本組徳用(ユーザー)
約90cm × 180cm/998円(税込)
※2022年12月 メガセンター八千代店調べ。
※トライアルの商品はすべて税込表示です。
結露吸着(吸水)テープ
窓ガラスのサッシ枠に取り付ける結露吸着(吸水)テープは、結露によって垂れ落ちてきた水滴を吸い取る効果があります。
定期的な交換が必要ですが、床に水滴が垂れるのを防げます。
窓全体に貼る結露防止シートと組み合わせて使えば、万全な結露対策ができるでしょう。
トライアルで買える!
サッシ枠断熱テープ(ニトムズ)
幅40mm × 7m/499円(税込)
強力結露吸水テープ(ニトムズ)
幅30mm × 4m/998円(税込)
※2022年12月 メガセンター八千代店調べ。
※トライアルの商品はすべて税込表示です。
結露防止スプレー
結露防止スプレーは、結露によって窓にできた水滴が、床に垂れたりカーテンに付着したりするのを防ぐためのグッズです。
結露防止スプレーを窓に吹きかけると、吸水効果のある透明な薄い膜が張られ、結露によってできた水滴が垂れるのを抑えられます。
効果は1ヵ月程度で切れるため、定期的にスプレーしてください。
窓に結露が発生したときの対処法
窓に結露が発生したときは、乾いた布類や新聞紙、スクイージー(水滴用ワイパー)でしっかりと水滴を拭き取りましょう。
水滴が垂れたりカーテンについたりしないよう、できるだけ早い段階で拭き取ることがポイントです。
また、カビを予防するためにも、窓ガラスだけでなくサッシやゴムパッキン部分についた水滴やほこり、汚れも念入りに拭き取ってください。
また、結露によってカーテンが湿った状態が続くと、汚れるだけでなくカビが発生しやすくなります。
カーテンを定期的に洗濯して乾かし、清潔な状態にしておくことも大切です。
快適な冬を迎えるために、トライアルの結露対策グッズをチェック!
家の結露は、換気の仕方や暖房の使い方を見直すことも対策につながります。
結露対策をすると、結露を防ぐだけでなく、室内が暖まりやすくなることにもつながるため、ぜひ実践してみてください。
トライアルでは、今回ご紹介した結露対策グッズを幅広く取り扱っています。
どれもお手頃価格で手に入りますので、快適な冬を迎えるための準備をお忘れなく!
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