高たんぱく・低カロリーの鶏ささみは、ダイエットをしている人におすすめなのはもちろん、リーズナブルで毎日の食卓にも取り入れやすいため、人気の高い食材です。

しかし、茹で方によってはパサパサになって食べづらくなり、ささみ本来のおいしさが半減してしまうことも。

そこで今回は、ささみをしっとりやわらかく仕上げる茹で方を紹介します。
食べやすさにかかわるささみの筋取りの手順から加熱後の保存方法まで、料理家の風間章子さんに教えていただきました。

教えてくれたのはこの人！

トライアルでの販売価格

国産若鶏ササミ（100g）…89円（税込）
※2023年9月 スーパーセンター藤沢羽鳥店調べ。
※トライアルの商品はすべて税込表示です。
※販売価格は時期や産地によって変動します。

茹でる前に…ささみの筋取りをしよう

ささみを茹でる前に必要な手順が「筋取り」。
ささみの筋を取らないと、加熱したときに肉が縮み、硬くて食べにくくなってしまいます。

筋取りはコツをつかめば簡単！
ここでは、最も簡単なキッチンバサミを使って取る方法と、包丁を使って取る方法の2種類を紹介します。

キッチンバサミを使う場合

1. ささみの白い筋がある側を手前にして置く。筋を引っ張るように持ち、筋の両側に切り込みを入れる。

2. 筋を肉からはがすようにカットしていく。

包丁を使う場合

1. ささみの筋を引っ張るように持ち、筋の両側に包丁で切れ目を入れる。

2. 筋の端を持ち、上に引き上げながら肉と筋のあいだに包丁を入れていく。

ささみの基本の茹で方

続いては、お湯で茹でる場合の基本的な手順を見ていきましょう。

手順

1. 鍋に多めの水を沸かし、沸騰したら筋取りしたささみを入れる。お湯がフツフツ沸くくらいの火加減で5分茹でる。

2. 鍋からささみを引き上げて皿にのせ、ラップをして冷ます。

ささみをしっとりとした食感に仕上げるポイントは、
・火を通しすぎない
・茹で上がったらラップをして乾燥を防ぐ
の2点です。

早く冷ましたいからといって、茹でたささみを直接水に浸すのはNG。
ビニール袋などに入れてから氷水で冷やすと、旨味が逃げ出さないだけでなく、ささみ自体も水っぽくなりません。

ささみを電子レンジで加熱する方法

電子レンジは加熱にムラが出やすいため、1〜2本程度を加熱する際に利用するのがおすすめです。
本数が多い場合はお湯で茹でたほうがまんべんなく火を通せます。

手順

1. 耐熱皿に筋取りしたささみと水を大さじ2程度入れ、ふんわりとラップをする。600Wの電子レンジで3分程加熱する。

2. ラップをしたまま冷ます。

加熱時に加える水は、日本酒や白ワインにしてもOK。
ささみを和食や中華系の料理に使うなら日本酒、洋風のメニューに使うなら白ワインと、用途に合わせて変えると風味が良くなります。

加熱したささみは、冷蔵・冷凍ともにOK

サラダや炒め物、揚げ物など使い勝手の良いささみは、多めに茹でて保存しておくと手軽に使えて便利です。
冷蔵保存と冷凍保存について、正しい保存方法と、どのくらい日持ちするかを風間さんに教えてもらいました。

冷蔵保存の場合

茹でたささみを1本ずつラップで包み、ジッパー付き保存袋に入れて冷蔵庫で保存。
保存期間の目安は2日程度です。

冷凍保存の場合

1. 茹でたささみを手でほぐす、または使いやすい大きさ（5mm幅程度のそぎ切りがおすすめ）に切る。

2. ジッパー付き保存袋に、「1」のささみをなるべく平らになるように入れる。しっかりと空気を抜いて封をし、冷凍庫へ。

保存期間の目安は3週間程度。

ささみを厚く切って冷凍すると、解凍に時間がかかって肉が硬くなってしまうので、5mm幅のそぎ切りにするくらいがおすすめです。

解凍の際は加熱しすぎないように、数秒単位で様子を見ながら電子レンジで加熱してください。

トライアルなら、ささみがいつでもお手頃価格で手に入る！

ささみはいつでもすぐに調理できるように、買ってきたら茹でて保存しておくのがおすすめ！
レシピの幅が広く、さまざまな料理に使えるのも大きな魅力ですよね。

トライアルでは、新鮮な国産のささみをいつでもお手頃価格で販売しています。
週末のまとめ買いの際に多めに手に入れてもOK。今回ご紹介した方法で下ごしらえをして、よりおいしくささみを味わってください。