ほうれん草の最適な茹で時間は?失敗しないコツや保存方法を紹介
一年中販売されているほうれん草ですが、旬である冬のほうれん草は甘みや栄養価が増すのが魅力。
冬は価格も安定してくるため、日々の食卓に取り入れたいところですが、茹ですぎてクタクタになってしまったり、反対に根元が硬くて食べにくかったり、なかなか上手に茹でられなかったりするという声も耳にします。
そこで今回は、ほうれん草の適切な茹で時間と正しい茹で方を紹介。
さらに、失敗しないための下ごしらえのコツや加熱したほうれん草の保存方法について、料理家の風間章子さんに教えていただきました。
教えてくれたのはこの人!
風間章子(かざま あきこ)
料理家/調理師
イタリアンレストランで6年間修業した後、カフェを立ち上げ、雑誌やウェブなど、さまざまなメディアにて料理監修で活躍。これまで、4店舗のカフェの料理メニューの立ち上げを行う。料理の技術向上はもちろん、料理の楽しさを伝えることを目的とし、料理の撮影や料理教室を開催するキッチンスタジオ「人形町キッチン」を運営。わかりやすい説明と気さくな人柄で、好評を得ている。
X(旧Twitter):@ACCO_kzm
目次
トライアルの販売価格
ほうれん草(1束)…199円(税込)
※2023年12月 メガセンター八千代店調べ。
※トライアルの商品はすべて税込表示です。
※販売価格は時期や産地によって変動します。
茹でる前に下ごしらえをすると◎
ほうれん草を茹でる際は、事前に次のような方法で下処理を行うと洗いやすく、熱の通りも均一になります。
下ごしらえの手順
1. 葉がバラバラにならないギリギリのところで根を切り落とす。
2. 根元の部分に包丁で十字に切り込みを入れる。
3. 大きめのボウルにたっぷりの水を張り、根元部分を入れて揺らしながら洗う。水が汚れたら取り替え、水が濁らなくなるまで2~3回繰り返す。
4.「3」と同様に葉の部分も揺らしながら洗う。
根元の部分は茎が入り組んでいて汚れが落ちにくいですが、十字の切り込みを入れることで洗いやすくなります。
それでも土などがこびりついて落ちないときは、根元を水にしばらく浸しておくと土が水分を吸って重くなり、落ちやすくなるので試してみてください!
失敗しないほうれん草の茹で方
ほうれん草は、茹でることでアクがなくなり、食べやすくなります。
そのため、お味噌汁に入れたり、ソテーしたりする際も、一度茹でてから使うのがおすすめです。
もし、あらかじめそういった料理に使うことが決まっている場合は、そこでも熱が加わることを想定して茹で時間を短めにしましょう。
ここからは、ほうれん草の茹で方の手順をご紹介します。
茹で方の手順
1. 鍋にお湯を沸かし、塩を入れる(目安は水1.5Lに対し、小さじ3分の2程度)。
2. 茎の部分をお湯に入れ、軽く揺すりながら10〜30秒茹でる。その後、葉の部分を入れて約30秒茹でる。
3. 冷水に入れて冷やす。
4. 根元を上にしてそろえながら取り出し、上から下へ水気を絞る。よく絞ったら、根元を切ってから、4~5cmの長さに切る。
根元と葉の部分とでは火の入り方が異なるため、茎と葉を時間差で茹でるのがポイント。
茎の部分は10~30秒とありますが、太さや量によって調整してください。茹ですぎてクタクタにならないよう、茹で時間は茎と葉のトータルで1分程度と、思っているより短めにするのも失敗しないコツです。
少なめの量なら電子レンジで加熱してもOK
ほうれん草を電子レンジで加熱する場合、量が多いと加熱にムラが出てしまい、おいしく仕上がりません。2〜3株程度の少なめの量であれば、電子レンジで素早く加熱できます。
電子レンジ加熱の手順
1. ほうれん草を水で洗って軽く水気を切り、全体をラップで包む。600Wの電子レンジで40~60秒加熱する。
2. 冷水に入れ、すぐに水気を絞る。
加熱したほうれん草は、冷蔵・冷凍保存しておくと便利
茹でたほうれん草は、冷蔵なら2日程、冷凍なら1ヵ月程の保存が可能です。
冷蔵保存の場合
1. 茹でて水気を絞ったほうれん草を4~5cmの長さに切る。
2.「1」を小分けにしてキッチンペーパーで包み、さらにラップで包んで冷蔵庫へ。
冷凍保存の場合
1. 茹でて水気を絞ったほうれん草を4~5cmの長さに切る。
2. さらに水気をしっかり絞ったら、手でほぐす。
3. 使いやすい量に分け、ラップの上に平らに広げたら、全体を包んで冷凍庫へ。
冷凍したほうれん草を使うときは自然解凍をするか、スープや炒め物など火を通す料理に使う場合は凍ったまま入れてOKです。
一度冷凍したほうれん草は、茹でたてよりも鮮度や風味は落ちてしまいます。
おひたしといったシンプルな食べ方より、和えものやナムルなど、しっかりと味をつける料理に使うといいですよ。
トライアルなら旬のほうれん草がいつでもお買い得!
旬を迎えたこの時期のほうれん草は、ほかの季節よりも葉や茎がしっかりしているのが特徴。
だからこそ味わえる豊かな風味や食感の良さは、最適な茹で時間で茹でることで、より引き立ちます。
旬の食材がリーズナブルな価格でそろうトライアルなら、新鮮なほうれん草がいつでもお買い得価格でご購入いただけます。
今回ご紹介した茹で方や保存方法を活用して、冬のほうれん草のおいしさを堪能してください!
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