ブリは「天然>養殖」のイメージを覆す、おいしいブランド魚に注目!
刺身や寿司はよく食べるけど、生魚は調理が大変そうだし、よくわからないので買う機会が少ない…という人は多いのでは?もちろん、刺身や寿司もトライアルの一押しではありますが、生魚にもかなりこだわっているので、ぜひ注目していただきたいんです!
そこで、トライアルが扱っている旬の魚はどんなものなのか、簡単でおいしく食べられる調理法があるのかを、トライアルに通う新米主婦のマニ子さんが、トライアルの店頭で鮮魚を扱う職人へガンガン質問する連載「教えて職人さん!おいしい魚の食べ方」をスタートします。
第1回は、家庭で食べられる魚の中でもメジャーな「ブリ」について。12~2月の寒い時期、産卵に向けてたっぷり脂を蓄えた天然ブリは「寒ブリ」と呼ばれ、高い人気を誇ります。養殖技術が発達した最近では、冬以外でもおいしいブリが食べられるようになりました。
でも、「やっぱり養殖より天然がいいんじゃない…?」と思っているマニ子さんが、職人に本当のところを直撃!ブリをおいしく食べるためのポイントも聞いてくれました。
登場人物
職人・トライアル鮮魚担当 松元佑太(まつもと ゆうた)
大学卒業後、鮮魚一筋12年。トライアル歴2年、九州商品部のリーダー兼バイヤー
新米主婦・マニ子さん
主婦1年目。結婚前までは一人暮らしをしていたが、その頃は外食が多め。結婚を機に、自炊に目覚める。現在は今後のために貯金をがんばりたい期のため、トライアルで買い物をすることでなるべく生活費を節約するようにしている。魚好きだが、魚の調理はまだ初心者。
養殖は天然モノより劣ると思ってはいけない!
最近ブリが安くて、トライアルでもいっぱい展開してるから気になってるんですよね。
寒ブリは産卵前で栄養を蓄えているから、脂がたっぷりのってておいしいですよ。
特に九州地方は、そこら中で大量に天然ブリが水揚げされますから、旬の時期はおいしい上に安い、庶民の懐に優しい魚っていうのは間違いないです。
ブリって「天然」と「養殖」ってあるじゃないですか。
天然モノのほうが値段も高いから、こっちのほうがおいしいのかなと思ってたんですけど、実際どうなんですか?
いや~、養殖は天然より劣るっていう固定概念はね、今日で捨ててほしいんですよ。
最近は、養殖のブリも負けず劣らずおいしいから!
エサからこだわって育ててる養殖ブリは、天然ブリより高値がつくこともあるんですよ。
なので、今なら天然と食べ比べてもおもしろいかも。
へぇ、知らなかった!
養殖なら冬だけじゃなくても食べられるってことですよね。
そうそう!あと、冬の天然モノを食べるなら、獲れる場所によってちょっとずつ味が違いますよ。
個人的には、長崎のブリが一押しです!
たくさんの島が点在する長崎県九十九島のブリ。黒潮の影響や、リアス式海岸と独特の潮の流れによって、このあたりで獲れたブリは身が締まっていて、ミネラルがたっぷり含まれていますよ。
身の色や血合いの色で鮮度を見極めよう
やっぱり今日はの夕飯はブリにしてみようかな…!
ブリってだいたい切り身で売ってることが多いじゃないですか。おいしい物はどうやって見分ければいいですか?
切り身の血色とか、身のきれいさとかを見るといいですよ。
鮮度のいい物は、身が全体的に白っぽくて、にごりがないはず。切り口がしっかりしていれば、さばいてから時間が経っていない証拠です。
血合いの色なんかも参考になります?
うん、それもいいですね。大きいブリを3枚におろして切り身にすると、だいたい全部に血合いが入るんですよ。
血合いは空気にさらされている時間が長いと酸化して変色するんで、茶色っぽくなってたらちょっと鮮度が落ち気味といえるかもですねー。
まぁ、トライアルの魚は新鮮な物しか並んでないので、火を通して食べるならそこまで気にしなくてもいいですけどね。
刺身で食べるときは、血合いがパッと明るい赤色の物を選ぶといいと思いますよ。
しっかり味をつける照り焼きや煮つけがおすすめ
たまにはブリをお刺身以外で食べたいんですが、家で調理するならどういうのがいいですかね~?
ブリはやはり照り焼きがおすすめですね!
ブリはイワシやアジと同じく青魚ですから、くさみを抜くための下処理をしっかりしても、シンプルな塩焼きだとにおいが残りやすいんです。
照り焼きとかブリ大根とか、しっかり味をつける料理にしたほうが、本来の旨みを実感できると思いますよ!
なるほど~しっかりした味つけの料理ですね、メモメモ。
たまにトライアルでもブリのカマを売ってますよね。
カマだけは塩焼きがいいですね!
形状的に、味を染み込ませる料理には向かないので、最初に塩を振って少し寝かせて、水をしっかり出してから焼いてください。
カマは人気があるので、朝、売り場に出すとすぐなくなっちゃうんですよ。昼過ぎまで残ってたらラッキーですね。
でも、売り場に並んでなくても、魚の担当に「カマある?」って聞いてみたら出てくるかもしれません!
了解です!
じゃあ今日は、養殖のブリを照り焼きにして食べようっと!
ぜひ、そうしてください!
ちょうど、九州・山陰地方のトライアルでは、ブランド魚「黒瀬ぶり」の取り扱いがスタートしたところなんですよ。
黒瀬ぶり?初めて聞きました。
黒瀬ぶりは宮崎の沖合で養殖されていて、夏に旬を迎える「若ブリ」です。
よく「ブランド牛」っていうじゃないですか。あれと同じように、DNAから管理して家系図を作り、品質と味を保っているんです。
へ~、それが天然モノに匹敵するおいしさの養殖ブリなんですね。
天然ブリは春に生まれて2年目の春を前に旬を迎えますが、黒瀬ぶりは秋生まれなので2年目の夏が旬。
脂がしっかりのっているのに、後味はさっぱりしていてしつこくないので、いくらでも食べられますよ!
煮たり焼いたりして食べるのはもちろん、夏はお刺身やブリの冷しゃぶなんかにしても絶品ですね。
<黒瀬ぶりの詳細はこちら!>
黒瀬ぶりFARM
黒瀬ぶりが気になります~。
「食べるなら天然が一番!」と思ってたけど、もうそういう時代じゃないんですね。
今日は黒瀬ぶりを買って帰ります!
トライアルなら天然ブリも、それに匹敵するおいしさの養殖ブリも手に入る!
職人の松元が説明していたとおり、トライアルでは旬の天然ブリはもちろん、「黒瀬ぶり」のようなこだわりが詰まった養殖ブリがそろっています。
もし「天然>養殖」というイメージがあるなら、黒瀬ぶりを一度食べてみてください!きっと目から鱗が落ちると思いますよ!
トライアルの魚は一級品!安くても鮮魚店、寿司店と並ぶ品質を実現