好みのお酒で、梅1粒から作れる!オリジナル梅酒づくり
青梅や完熟梅が収穫を迎える5月~7月は、梅干しや梅酒を仕込む「梅仕事」の季節です。お好みのジンやウィスキー、焼酎を使って、梅酒を作ってみませんか。
今回は、飲み切りサイズの小瓶で仕込むレシピをご紹介します。場所を取らないので熟成管理もしやすく、初めての人にもおすすめです!
材料は「梅2:砂糖1:お好みの蒸留酒3」の割合で
梅酒づくりを始めるにあたって、まずは、梅、砂糖、酒、漬けるための瓶の用意をお願いします。
どんなお酒を使うかによって仕上がりも変わってくるので、お好みの蒸留酒をいろいろそろえてみるといいかと思います。
梅2:砂糖1:酒3の割合で漬けます。この比率であれば、量は瓶の容量に合わせて自由に調整して大丈夫です!
材料(容量500mlのびん1個分)
青梅…5~6粒(160g)
氷砂糖…80g
好みの蒸留酒…240ml
準備するもの
竹串
500mlの密閉できる瓶
作り方
1. へそを竹串で引っかけるようにして取り除く。竹串で実を傷つけないよう注意。実に傷がつくと腐りやすくなる。
2. 次に、使う瓶を煮沸する。大鍋にたっぷりの湯を沸かし、瓶を入れて5分ほど煮たら、火傷などしないようにトングなどで取り出す。
3. 粗熱が取れたら、清潔な布巾などの上に伏せておく。
4. 梅の半量、氷砂糖の半量、梅の半量、氷砂糖の半量の順に、互い違いに瓶に詰めていく。あらかじめ梅の分量をきちんと測って、砂糖の量を割り出しておく。梅に対して糖分が少ないと腐敗しやすくなるので注意。
梅は、ヘタがついている場合は竹串で引っかけるようにして取り除いてから使うが、凍っていて取りにくい場合はそのままでもOK。
5. 梅と氷砂糖が完全に浸るまで酒を注ぐ。
ちなみに、梅一粒で仕込んでも大丈夫!その場合はきちんと梅の重さを測って、酒と砂糖の分量を割り出してくださいね。
お酒の違いで味わいはどう変わる?
今回、せんべろ部では次の4種の蒸留酒で漬けてみました。
ジン
サントリー翠(サントリ―)
クラシカルなジンのボタニカルに加え、柚子、緑茶、生姜の和素材を使用したジャパニーズ・クラフトジン。日本の食卓に合う爽やかな味わい。
ホワイトラム
バカルディスペリオール(バカルディ)
1862年に創業。キューバを代表するホワイトラム。1年~1年半アメリカンオーク樽で熟成した後濾過。あっさりした味わいで、カクテルのベースにも広く使われる。
焼酎
黒霧島(霧島酒造)
トロッとしたあまみとキリッとした後切れの芋焼酎。大正5年創業の鹿児島・霧島酒造が、黒麹仕込みの焼酎の創業当時のレシピを受け継いでつくる。
ウィスキー
ティーチャーズ(サントリー)
160年以上の歴史を持つ、爽やかなスモーキーなフレーバーが特長の、ブレンデッドスコッチウィスキー。
使い切れなかった青梅は冷凍保存を。冷凍すると漬かりやすくなります!
青梅のシーズンに生を入手しておいて、冷凍しておくのも手です。
ジッパー付き保存袋に密閉して凍らせてください。梅は冷凍することで細胞壁が壊され、エキス分が出やすくなり、有機酸やポリフェノールなどの機能成分の抽出量も増えるという結果も出ているとか。
一般的には、生梅を使うよりも早く漬かり、砂糖の使用量が少なくても失敗しづらくなります。
ちなみに、雑菌の繁殖を防ぐため、できれば凍ったまま使いましょう。
2~3ヵ月後から飲み頃を迎えます
瓶を密閉した後は、冷暗所で保管してください。だいたい、2~3ヵ月後から飲み頃を迎えます。どんな味わいに仕上がるのか楽しみですね。せんべろ部で漬けたお酒の成果はまた、改めてお伝えします。漬け上がりまで少しお待ちください!
なお、梅酒の作り方はトライアルのInstagramでもご紹介していますので、ぜひご覧ください!
※20歳未満の酒類の購入や飲酒は法律で禁止されています。