きゅうりの保存はどうすべき?冷蔵や甘酢漬けなど適切な方法を紹介
通年手に入るきゅうりですが、その旬は夏。夏に近づいてくると、太くて立派なきゅうりがトライアルの店頭にも並びます。
シャキシャキとしたみずみずしい食感は、暑い時期こそ食べたくなりますが、水分が多いため、日持ちしないのが難点ですよね。
きゅうりは寒さに弱く、常温保存がいいともいわれます。しかし、寒い時期の冷暗所ならまだしも、夏場の常温保存は絶対にNG。
であれば、どのような保存方法が最も適切なのでしょうか?
今回はきゅうりを長持ちさせる保存方法について、料理家の風間章子さんに教えていただきました。
教えてくれたのはこの人!
風間章子(かざま あきこ)
料理家/調理師
イタリアンレストランで6年間修行した後、カフェを立ち上げ、雑誌やウェブなど、さまざまなメディアにて料理監修で活躍。これまで、4店舗のカフェの料理メニューの立ち上げを行う。料理の技術向上はもちろん、料理の楽しさを伝えることを目的とし、料理の撮影や料理教室を開催するキッチンスタジオ「人形町キッチン」を運営。わかりやすい説明と気さくな人柄で、好評を得ている。
Twitter:@ACCO_kzm
トライアルでの販売価格
きゅうり(1本)…39円(税込)
※2023年6月 スーパーセンター藤沢羽鳥店調べ。
※トライアルの商品はすべて税込表示です。
※販売価格は時期によって変動します。
きゅうりを数日内に使いきれそうなら「冷蔵保存」
きゅうりを買ってきて数日内に使いきれそうな場合は、ひと手間加えて冷蔵保存しましょう。
保存期間
4〜5日程度
手順
1. 水で濡らして絞ったキッチンペーパーできゅうりを包む。
2. ポリ袋に入れ、ポリ袋の口を軽く折るようにして閉じる。
3. きゅうりのヘタを上にして、野菜室で立てて保存する。
きゅうりの保存に乾燥と水分は大敵です。
冷蔵庫の中は乾燥しやすいので、濡らしたキッチンペーパーで保湿してあげるのがベター。
ただし、固く絞ったものを使ってください。
袋売りのきゅうりを購入した場合は、冷蔵庫に入れる際に食品保存用ポリ袋に移し替えると日持ちしやすくなります。
きゅうりを使いきれずに余ったら「甘酢漬けに」
買ってきたきゅうりが中途半端に余ったときや、使いきれないほどのきゅうりが手に入った場合には、甘酢漬けにすると長持ちさせることができます。
保存期間
冷蔵庫で2週間程度
材料
きゅうり…2本分
鷹の爪…1本
[A]
酢…大さじ6
砂糖…大さじ2
塩…小さじ2分の1
作り方
1. きゅうりに塩(分量外)をまぶし、板ずりする。
2.「1」のきゅうりを水で洗い、1.5cm幅にカットする。
3. ポリ袋に「2」のきゅうりと鷹の爪、[A]を入れ、袋の中の空気を抜いて口を閉じる。
4.「3」を30分程常温で置くと水分が出てくるので、再びポリ袋の空気を抜く。袋の口を閉じ、冷蔵庫で一晩置く。
甘酢に漬けたきゅうりは、食感も生のきゅうりとほとんど変わりません。
そのまま食べるのはもちろん、スライスしてサラダに入れたり、細かく刻んでタルタルソースにしたりと、使い勝手がいいですよ。
この甘酢調味液は、きゅうりのほかにも大根やみょうが、ニンジンなど、いろいろな野菜を漬けるのに応用できます。
ここで使う鷹の爪は殺菌作用を目的としていますので、さやに割れやヒビのない状態のものを使ってください。
種を出すためにさやを割ってしまうと辛くなるので、苦手な人は注意してくださいね。
きゅうりを使う予定がしばらくないなら「冷凍で保存」
どうしても長期保存するしかないときには、冷凍保存も考えられます。
ただ、食感も風味も変わってしまうので積極的におすすめはしません。
冷凍をする場合も、なるべく良い状態で保存するために工夫は必要です。
保存期間
1ヵ月程度
手順
1. きゅうりは2~3mm幅の輪切りにする。
2.「1」に塩を振り(きゅうり1本分につき塩小さじ4分の1)、軽くなじませる。10分程置いたら、出てきた水分を固く絞る。
3. ジッパー付き保存袋に入れて冷凍庫で保存する。小分けにしておくと、使うときに便利。
きゅうりを冷凍すると保存期間は延びますが、食感は損なわれます。
特に、一度凍らせてから解凍したきゅうりの食感は、ほぼないと言っても過言ではありません。
使い道も和え物にするくらいしかないので、なるべく冷凍保存をしなくて済むよう、使いきれる分だけを購入するようにしましょう。
新鮮でおいしいきゅうりの見分け方
きゅうりがあまり日持ちしないことを考えると、できるだけ鮮度のいいものを手に入れたいところ。
新鮮なきゅうりを見分けるには、次のような点に注目するといいそうです。
太さが均一である
きゅうりは、両端の太さが均一なものほど身がしっかり詰まっていておいしいとされています。
先に向かって細くなっていたり、反対に膨らんでしたりするものは、水分量のバランスが崩れているので避けたほうがいいでしょう。
また、店頭に並ぶきゅうりは真っ直ぐなものが多いですが、曲がっていても味に影響はありません。
色ムラがなく、ハリとツヤがある
全体が濃い緑色をしているきゅうりは、しっかりと日光を浴びて育った証拠。
色ムラがあるものは日光不足の可能性があるほか、鮮度が落ちたものは黄色く変色しています。
また、きゅうりの90%以上は水分であることから、収穫から時間が経ったものは水分が蒸発し、表面にしわが寄る場合も。
なるべく表面にハリとツヤがあるきゅうりを選びましょう。
表面のイボが尖っている
きゅうりは、表面にあるイボが鋭いものほど新鮮です。
時間が経つとどんどんやわらかくなっていくので、購入するときはさわってチェックしてみましょう。
重量感がある
新鮮なきゅうりは水分が抜けていないため、重さがあるのも特徴です。
手に持ったときに、ずっしりとした重量感があるものを選ぶようにしてください。
トライアルなら旬のきゅうりがお手頃価格で手に入る!
サラダや酢の物、漬物など、使い勝手のいいきゅうりは、食卓に上る機会も多いと思います。
もし購入したきゅうりを1日で使いきれなくても、今回ご紹介した冷蔵保存なら数日間の保存が可能。どれくらい保存するかを踏まえて、適切な方法をとってください。
トライアルでは新鮮で立派なきゅうりを、毎日お手頃価格で販売しています。よりお得になる旬の時期に、たくさん召し上がってください!