インゲンの最適な茹で時間は?レンジ加熱でもおいしく仕上げるコツ
胡麻和えやサラダのほか、炒め物や煮物の彩りにも重宝されるインゲン。さらに、みずみずしさを増す旬のインゲンは、さっと茹でてマヨネーズをつけて食べるだけでも十分おいしいですよね!
ただ「茹でるだけ」とはいえ、最適な歯応えにするためにはどれくらいの時間茹でればいいのか、その塩梅は意外と難しいもの。
そこで今回は、インゲンをおいしく食べるために適した茹で方と、茹で時間を紹介。また、茹でる以外にも電子レンジで加熱する方法と併せて、フードコーディネーターの清水加奈子さんに伺いました。
教えてくれたのはこの人!
清水加奈子(しみず かなこ)
フードコーディネーター/管理栄養士
調理師、中医薬膳師の資格も持つフードコーディネーター。アイディアレシピやダイエットレシピの提案からフードスタイリングまで幅広くこなし、食関連の企業サイトや雑誌などで活躍中。
公式サイト
トライアルでの販売価格
インゲン(1袋)…199円
※2023年7月 スーパーセンター藤沢羽鳥店調べ。
※トライアルの商品はすべて税込表示です。
※販売価格は時期や産地によって変動します。
インゲンをおいしくする加熱方法は?
インゲンは、お湯で茹でても、電子レンジで加熱しても、どちらでもOK!
いずれの方法も、火を通す時間は、歯応えが残る硬めの食感に仕上げるなら1分半、やわらかめなら2分が目安です。
なお、その後冷凍保存する際は、硬めに茹でるのがおすすめ。
それでは、茹でる場合とレンジ加熱の場合、それぞれの方法を紹介しましょう。
※ここでの分量や時間はインゲン100g(15〜18本)が目安です。
茹でる場合
1. インゲンをさっと水洗いする。
2. 深めのフライパンに少なめの水(4分の1カップ程度)、塩ふたつまみを入れ、沸騰したらインゲンを入れる。
3. 蓋をして1分半〜2分蒸し茹でにする。
4. 氷水に浸して急冷し、すぐにザルに上げて水気をしっかりと取り除いたら、ヘタを折って筋を取る。
フライパンに入れる水はほんの少しのため、蓋をしないとすぐに蒸発してインゲンが焦げてしまいます。沸騰したらすぐにインゲンを入れて蓋をし、蒸しながら茹でるようにしてください。
氷水で冷やすのは色止めと、余熱で火が入りすぎないようにするため。
長く浸したままにすると栄養素と風味が流れ出てしまうので、30秒〜1分程度で取り出し、キッチンペーパーなどで水分をしっかり拭き取りましょう。
また、茹でているあいだにさやの中に水が入ったり、栄養素が流出したりするのを防ぐため、インゲンは切らずに茹でて、ヘタや筋を取るのは茹で上がった後に行うのがいいですよ。
レンジ加熱の場合
1. インゲンをさっと水洗いし、軽く塩を振って板ずりする。
2. 濡らしたキッチンペーパーで包み、耐熱皿にのせてふんわりとラップをかける。
3. 600Wの電子レンジで1分半〜2分加熱する。
4. 氷水に浸して急冷し、すぐにザルに上げて水気をしっかりと取り除いたら、ヘタを折って筋を取る。
色鮮やかに仕上げるためには、インゲンに塩をまぶし、まな板の上で転がす「板ずり」が必須です。
また、レンジ加熱の際にインゲンを包むキッチンペーパーは、水で濡らしたら絞らずに包むと加熱中の乾燥や焦げを防ぐことができます。
レンジ加熱の場合、加熱中にさやの中に水が入る心配はありませんが、氷水に浸した際に入ることがありますので、やはりヘタや筋を取るのは茹で上がった後に行ってください。
冷凍保存がおすすめ!インゲンの保存方法
みずみずしいインゲンは、乾燥に弱い野菜です。
インゲンを買ってきたら、乾燥しないようにキッチンペーパーで包んでジッパー付き保存袋に入れ、野菜室で保存しましょう。
こうして保存したインゲンは2〜3日で使いきるようにしてください。
ただ、食べきれそうもないときや、まとめ買いをしてすぐに食べられない場合は、冷凍保存がおすすめです。
インゲンの冷凍方法
インゲンを冷凍する場合は、加熱した後が鉄則!
ジッパー付き保存袋にインゲンをなるべく重ならないように平らに入れ、空気を抜いて口を閉じたら冷凍庫で保存しましょう。保存期間の目安は2週間程度です。
一度冷凍したインゲンは、冷凍していないものに比べて解凍したときの食感がやや劣ります。
硬めに茹でると食感が落ちにくくなるので、冷凍保存をする場合は硬めに仕上げるようにしましょう。
冷凍したインゲンを調理する際は、自然解凍をするか、凍ったまま炒め物やスープに入れて使うようにしてください。
新鮮なインゲンをお手頃価格で手に入れるならトライアルで!
インゲンが旬を迎える夏の時期は、さやの緑も濃くなり、表面にハリが出てきます。
お店で選ぶ際も、全体が青々としていてみずみずしく、ぷくぷくとした豆の膨らみがあるものを選ぶのがおすすめですよ。
ヘタや先の部分が茶色く変色しているものは、鮮度が落ちているので避けるようにしましょう。
なお、トライアルでは新鮮なインゲンをお手頃価格で販売しています。旬のうちにぜひ手に取ってみてください!
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