冷凍野菜はメリットだらけ!時短調理が叶う活用法&おすすめレシピ
スーパーの冷凍食品コーナーで見かける冷凍野菜。下処理済みだったり、カット済みであったりと、すぐに使えて便利な商品が豊富にあり、「こんなものまで!?」と驚くような物も見かけるようになりました。
今回は料理家の風間章子さんに、忙しい日の食事やお弁当づくりで大活躍してくれる冷凍野菜の特徴やメリットのほか、風間さんがおすすめする、トライアルで買える冷凍野菜を使ったレシピを教えていただきました。
教えてくれたのはこの人!
風間章子(かざま あきこ)
料理家/調理師
イタリアンレストランで6年間修行した後、カフェを立ち上げ、雑誌やウェブなど、さまざまなメディアにて料理監修で活躍。これまで、4店舗のカフェの料理メニューの立ち上げを行う。料理の技術向上はもちろん、料理の楽しさを伝えることを目的とし、料理の撮影や料理教室を開催するキッチンスタジオ「人形町キッチン」を運営。わかりやすい説明と気さくな人柄で、好評を得ている。
Twitter:@ACCO_kzm
冷凍野菜って何がどう便利なの?
冷凍野菜を使うと、何が便利になるのでしょうか。まずは、冷凍野菜のメリットからご紹介します。
下処理済み・カット済みなので、すぐに&必要な量だけ使える!
冷凍野菜は、旬の時期に収穫した野菜を洗浄し、皮をむいたり、種を取り除いたりといった前処理を行った後、変色や変質を防ぐ加熱処理(ブランチング)をして急速冷凍しています。
解凍してもべちゃっとせず、採れたての栄養価とおいしさを再現できるのはこうした処理のプロセスによるもの。
調理しやすく食べやすいサイズにカットされていて、「冷凍庫から取り出せば、包丁いらずで使うだけ」「必要な量だけ使える」のがうれしいですよね。
わざわざ解凍しなくてもそのまま調理できるので、通常ならひと手間かけなければならない工程を省略できるのがいいですね!
長期保存できるので無駄が出ない!
野菜室に保存していたことをうっかり忘れ、無残にしなびた野菜を泣く泣く処理したことがある人は多いでしょう。
冷凍野菜なら傷む心配がなく、長期保存できるので、必要なときに必要な分だけ使えます。
生野菜と上手に使い分けて、食材の無駄をなくしましょう。
季節を問わず、いつでも安定的に手に入る!
冷凍野菜は、旬の時期に採れた野菜を新鮮なうちに冷凍加工しているため、季節を問わず食べたい野菜を食べることができます。
台風による水害や、酷暑の干ばつなどで生野菜の収穫に影響が出ても、冷凍野菜は安定的に入手可能。
値段も一年を通じて一定で、お財布に優しいのもうれしいですね!
風間さんが選ぶ!トライアルで買える冷凍野菜5選
トライアルでは、カットして下処理をした単品の野菜のほか、お肉を加えて味をつけるだけで立派な一品に仕上がる和風野菜ミックスや洋風野菜ミックスなどを販売しています。
ここからは、風間さんがおすすめする、冷凍庫に常備しておくと便利なトライアルで買える冷凍野菜5品をご紹介!風間さん自身も日常的に使っている物も登場しますよ。
さらに、冷凍野菜を活用した、夕食のメインにしたいメニューの簡単レシピも紹介してもらいました。
1 揚げナス
ナスは油との相性が良く、揚げると甘みが増してとろとろの食感に。
つややかな色味も食欲を刺激します。
でも、揚げるとなると手間がかかる上に油の処理が面倒で、これが調理工程に入っているメニューだと、食べたいけど作るのは面倒だなと思ってしまいますよね。
冷凍野菜の「揚げナス」は、揚げた状態で冷凍保存してあるので、最大の難関ともいえる「揚げる」手間を省けるのが最大のメリット。
食べてみると、中まで火が通ってやわらかく仕上がっているのに、しっかり油切りされているのでまったくしつこくありません。
小さめの乱切りになっているので、どんな料理にも使いやすいですね。
出汁につけて冷蔵庫で冷やしていただく揚げびたし、味噌汁の具など、活用範囲は広いです。
トライアルの販売価格
手間なし!加熱いらず乱切り揚げなす/500g(北日本通商)…279円(税込)
※2022年8月 スーパーセンター藤沢羽鳥店調べ。
※トライアルの商品はすべて税込表示です。
チキンソテーの揚げナスおろしソース
材料(2人分)
鶏もも肉…1枚
ししとう…4本
大根…120g
冷凍揚げナス…10個程度
片栗粉…大さじ2
サラダ油…大さじ1
[A]
酒、醤油…各大さじ2分の1
おろし生姜…小さじ2分の1
[B]
酒…大さじ1
醤油…大さじ1
みりん…大さじ2
作り方
1. 鶏もも肉は何ヵ所かフォークで刺し、4等分(or食べやすい大きさ)にカットして[A]に5分程つけておく。大根はおろしておく。
2. 鶏もも肉に片栗粉をまぶし、フライパンにサラダ油を熱して焼く。
3. 弱めの中火で2~3分焼いたら、ししとうを加えて裏返し、蓋をして2〜3分蒸し焼きにする。鶏もも肉に火が通ったら皿に盛る。
4. フライパンに[B]を入れてひと煮立ちさせる。大根おろしと揚げナスを加えて2分程煮て、ソースが温まったら、皿に盛った鶏もも肉とししとうにかける。
2 ほうれん草ミックス
冷凍野菜の定番ともいえる、ほうれん草ミックス。トライアルで買えるこちらの商品は、ほうれん草のほかにコーンとベーコンが入っています。
緑、黄、赤と色鮮やかで、サッと炒めるだけで見栄えのいい一品になるのがうれしいところ。
ほうれん草が苦手なお子さんでも、コーンの甘みとベーコンの旨味でおいしく食べられます。
お弁当の彩りが足りないとき、バターと醤油でサッと炒めて入れるのは定番ですよね。
野菜不足の解消にもなって一石二鳥です。
玉ネギといっしょに軽く炒めてホワイトソースを加えれば、メインの一品にも◎。
トライアルの販売価格
ベーコン入りほうれん草ミックス/250g(マルハニチロ)…229円(税込)
※2022年8月 スーパーセンター藤沢羽鳥店調べ。
※トライアルの商品はすべて税込表示です。
スペイン風オムレツ
材料(4人分)
※20cmのフライパンを使用
ほうれん草ミックス…150g
バター…20g
卵…4個
オリーブオイル…大さじ1
[A]
牛乳…大さじ3
ピザチーズ…20g
塩…小さじ3分の1
コショウ…少々
作り方
1. フライパンにバターを入れて火にかけ、バターが溶けてきたら、ほうれん草ミックスを加えて炒める。
2. ボウルに卵と[A]を入れて混ぜ合わせ、「1」を加えて混ぜる。
3. フライパンにオリーブオイルを入れて熱し、フライパンがしっかり温まったら強めの中火にする。「2」をすべて加えて、フライパンの底から半熟状態になるまでしっかりと混ぜる。
4. 火を弱火にして蓋をして、5分程蒸し焼きにする。
5. オムレツを裏返し、再び蓋をして弱火で5分程焼く。
3 里芋
皮をむいて茹でてある里芋です。なんといっても、里芋の皮がむいてある状態なので、そのまま使えるのが最大のメリット!
泥付きの里芋を洗って、ぬめぬめして滑りやすい皮をむいて…という作業を想像すると使うのをためらってしまいがちな、下ごしらえの工程を飛ばせるだけで積極的に里芋を使いたくなりますよね。
トライアルで販売されている冷凍里芋は、調理しても水っぽくなったり、ぼそぼそしたりせず、生の里芋と変わらないねっとりとした食感なのも◎。
一口大より少し小さいくらいのサイズ感で、豚汁などにそのまま投入してもすぐに味が染みますよ。
トライアルの販売価格
さといも/300g(北日本通商)…149円(税込)
※2022年8月 スーパーセンター藤沢羽鳥店調べ。
※トライアルの商品はすべて税込表示です。
里芋と豚バラ肉の煮物
材料(2人分)
豚バラ肉(焼肉用)…150g
冷凍里芋…180g
いんげん(冷凍いんげんでも◎)…3本
サラダ油…小さじ1
[A]
酒…大さじ1
砂糖…大さじ1
みりん…大さじ1
醤油…大さじ2
水…100ml
作り方
1. いんげんは筋を取って3〜4cmの長さに切り、塩茹でにしておく。
※冷凍いんげんを使えば、この工程も省略可能!
2. 鍋にサラダ油を入れて豚バラ肉を炒め、火が通ったらキッチンペーパーで余分な油を拭きとる。
3. 冷凍里芋と[A]を加えて軽く炒め合わせて落とし蓋をし、時々鍋をゆすりながら8分程中火で煮る。
4. 煮汁が少なくなってきたら落とし蓋をはずし、いんげんを加えて煮詰める。
4 玉ネギみじん切り
ハンバーグやミートソースなど、食卓の定番メニューの中には、玉ネギのみじん切りが必須のものがありますよね。
このみじん切りも地味に面倒な工程なので、できればやりたくない方が多いのではないでしょうか。
そんな方のために、みじん切りされている冷凍玉ネギもあるんです!
急速冷凍されているので、玉ネギの香りも大きく損なわれていません。
トライアルの販売価格
たまねぎみじん切り/500g(神栄)…199円(税込)
※2022年8月 スーパーセンター藤沢羽鳥店調べ。
※トライアルの商品はすべて税込表示です。
5 刻みオクラ
私も常備している冷凍野菜のひとつが、この刻んであるオクラです。
生のオクラの場合、塩を振ってからまな板などの上を転がして産毛を取り除き、食感を良くする下処理が必要となります。
ですが、こちらのきざみオクラは、下茹でして刻んでから凍らせてあり、面倒な工程は抜きでオクラならではの風味と粘りを料理にプラスできます。
スープの具に、薬味に、和え物にと大活躍するきざみオクラですが、私のお気に入りは冷ややっこ。薬味としてちょっとのせるのがおすすめです。
トライアルの販売価格
手間なし!加熱いらずきざみオクラ/300g(北日本通商)…179円(税込)
※2022年8月 スーパーセンター藤沢羽鳥店調べ。
※トライアルの商品はすべて税込表示です。
使える冷凍野菜は要ストック!
少しでも食事づくりを楽にしたい、少しだけ使いたい――冷凍野菜は、忙しい人、効率的に調理をしたい人の生活をサポートしてくれるお役立ちアイテム。冷凍技術が発達している今、生の野菜と遜色ない素材の味を楽しめるのも魅力です。
トライアルでは、ここでご紹介した商品以外にも、食事づくりが楽になる冷凍野菜が幅広くそろっています。ぜひ、冷凍食品コーナーでチェックしてみてくださいね。