カボチャ料理を子供といっしょに!親子で作れるおかず&スイーツ
秋に食べ頃を迎えるカボチャ。ほくほくした食感と優しい甘みで、子供にも人気の野菜ですよね。
カボチャの旬をたっぷり味わうために、今年はお子さんといっしょにカボチャ料理に挑戦してみませんか?見た目がかわいく、子供も楽しんで料理に参加できるカボチャのレシピを、料理家の風間章子さんに教えていただきました。
硬いカボチャの下ごしらえもレンジを活用すればお手の物!
カボチャを食べたいけれど、皮が硬くて切るのが面倒…という人は多いはず。そんなときは、ラップをかけて耐熱皿に置き、電子レンジで蒸してやわらかくしてから切りましょう。
皮を使わないときは皮を削いでから加熱すると、ムラなく全体に火が通りますよ。
それでは、お子さんといっしょに作れるカボチャのレシピを3つご紹介します!
トライアルの販売価格
カボチャ(100gあたり)…29円
※2021年9月 スーパーセンター長沼店調べ
※トライアルの商品はすべて税込表示です
※販売価格は時期や産地によって変動します
野菜嫌いの子供にも!甘くてクリーミーな「カボチャのポタージュ」
1品目は、ミキサーを使わず簡単に作れるカボチャのポタージュ。野菜そのままではなかなか食べてくれないお子さんにもおすすめです。野菜の形が見えないスープにするだけで、ぐっと食べやすくなり、驚くほど食が進みます。
材料(2人分)
カボチャ…8分の1個(200g)
牛乳…200cc
塩、こしょう…少々
ブイヨンキューブ…1個(4g)
ローリエ…1枚
水…150cc
型抜き用の野菜(カボチャの皮、ニンジンなど)…適量
作り方
1. カボチャは1cmの厚さに切る。鍋にカボチャ、水150cc、ローリエ、ブイヨンキューブを入れて煮る。
2. カボチャがやわらかくなったら、ローリエを取り出す。フォークの背や、ポテトマッシャーでカボチャを粗くつぶす。
3. 「2」をざるでこす。ハンドブレンダーなどを使ってもOK。
4. 「3」を鍋に戻し、牛乳200ccを注いで、ゴムベラで伸ばすようにして温める。
5. 塩、こしょうで味を調え、やわらかく茹でて型抜きした野菜を浮かべたら完成!
子供といっしょに料理すれば、野菜への親しみもアップ!
いっしょに作れるプロセスが多いので、積極的に調理に関わってもらうと、野菜により親しみがわくかもしれません。「つぶす」「こす」といった作業のほか、飾りつけを任せてもいいですね。やわらかく茹でたカボチャの皮やニンジンは、子供の力でも簡単に型抜きできます。
サクサク、ほっくり。ミニサイズの「カボチャコロッケ」
2品目は、ひと口でパクっと食べられるカボチャコロッケです。かわいいピックを刺せば、パーティー料理にもぴったり!
材料(12個分)
カボチャ…8分の1個(200g)
卵…1個
玉ネギ…4分の1個
ベーコン…2枚
バター…8g
塩…小さじ4分の1
こしょう…少々
小麦粉…適量
パン粉(細目)…1カップ弱
作り方
1. カボチャは皮つきのまま一口大に切り、耐熱皿にのせてラップをして電子レンジで蒸す。2~3分様子を見て、やわらかくなったら取り出す。
2. 蒸したカボチャを、熱いうちにフォークの背でつぶす。
3. 卵は茹でて殻をむき、みじん切りにする。玉ネギ、ベーコンもみじん切りに。温めたフライパンにバターを溶かし、玉ネギとベーコンを炒める。
4. つぶしたカボチャに「3」を入れて、卵がまんべんなく全体に行き渡るように混ぜる。外側から内側に返すようにすると混ざりやすい。
5. 「4」を12等分に分けて、手で丸める。
6. 小麦粉、卵、パン粉の順にまぶして衣をつける。
7. 180℃の油で6個ずつ2~3分揚げる。こんがりとキツネ色に揚がれば完成!
「揚げる」以外の作業は子供に任せても◎
カボチャコロッケには、お子さんといっしょに作れるポイントがたくさんあります。
子供も参加できる工程
・カボチャをつぶす
・混ぜ合わせる
・丸める
・衣をつける
・ピックを刺して飾りつける
お子さんの年齢や意欲に合わせて、できそうなプロセスを任せてみましょう。タネを一口大に丸めるときは、最初にお手本の大きさを見せてまねしてもらうか、ラップを使って軽くまとめた物をお子さんに渡して丸めてもらうとスムーズです。
クッキー型でくり抜くのが楽しい「カボチャのパイ」
3品目は、カボチャのホクホク感を活かしたパイ。型抜きしたパイシートもいっしょに焼いて、余ったクリームチーズやジャムをつけて食べましょう。
材料(6個分)
カボチャ…4分の1個(400g)
冷凍パイシート…2枚
砂糖…大さじ1
クリームチーズ…40g
作り方
1. カボチャの皮をむき、2cm角に切る。皮は、包丁の刃を外側に向けて削ぐようにするとむきすい。パイシートはパッケージの表示どおりに室温で戻す。
2. 耐熱皿にカボチャを並べ、水大さじ1(分量外)を加えてふんわりとラップをかけて、電子レンジで3~4分蒸す。
3. カボチャがやわらかくなったら取り出し、熱いうちに砂糖大さじ1、クリームチーズ40gを練り合わせて餡(あん)を作る。しばらく置いて、粗熱をとる。
4. まな板の上にオーブンシートを敷き、その上にパイシート2枚を広げ、それぞれ6等分にする(メーカーによってパイシートのサイズが異なります。5cm角にカットすればOKです)
5. カットしたパイシート6枚に十字に切り込みを入れるか、クッキー型で抜く。
6. 型抜きをしていないパイシート6枚に、餡をのせる。
7. パイシートの端をなぞるように卵液を塗り、型抜きしたシートを被せる。端を軽く押さえて閉じる。
8. 表面に卵液を薄く塗ってからオーブンに入れて、20~30分焼く。表面がキツネ色になったら完成!
意外と簡単!子供の初めてのお菓子づくりにも最適
一見、難しく思えるパイですが、餡を練ったり、包んだり、型抜きしたり…といったプロセスは意外と簡単。カボチャの下ごしらえさえ済ませてしまえば、小さなお子さんでも楽しみながら作ることができます。
トライアルのカボチャを使って、子供といっしょに料理しよう!
おかずからスイーツまで、料理のバリエーションが豊かなカボチャ。トライアルなら、バイヤーが全国の産地から厳選した今一番おいしいカボチャが、いつでもお手頃価格で手に入ります。
「今日は何を作る?」なんて、お子さんと相談しながらメニューを決めてもいいですね。食材の買い出しから料理まで、親子でいっしょに楽しんでください。
監修者プロフィール
風間 章子
料理家/調理師
イタリアンレストランで6年間修行した後、カフェを立ち上げ、雑誌やウェブなど、さまざまなメディアにて料理監修で活躍。これまで、4店舗のカフェの料理メニューの立ち上げを行う。料理の技術向上はもちろん、料理の楽しさを伝えることを目的とし、料理の撮影や料理教室を開催するキッチンスタジオ「人形町キッチン」を運営。わかりやすい説明と気さくな人柄で、好評を得ている。 料理家 風間章子 | FORM☆AGGIO